破局の作品情報・感想・評価

「破局」に投稿された感想・評価

Cem

Cemの感想・評価

4.5
何だこれw笑っちゃダメなんだろうけど笑っちゃう!キチガイ親父が目覚めて、小さな我が子をぶん投げる。怒った奥さんが夫をフライパンでバシバシ叩く。『息子を怪我させたな!』と夫の両親も黙っちゃいない。このオープニングはズルい!面白すぎる!不安を掻き立てる音楽も効果的.:*♬
下宿先もカード婆と知恵遅れっていう異様な雰囲気が漂っていて超良い!ラスト付近の盛り上がりも堪らない!芝生とバルーンが夢心地
muscle

muscleの感想・評価

-
まじでラスト3分の編集と路面電車での会話がキレてるが、長い。
『デーモンラヴァー』思い出した。路面電車の後ろの後ろの席にシャブロルが座っとる。70年代シャブロル、後期、初期に比べてどこか演出の意味がゆるい気がする。
oekoju

oekojuの感想・評価

-
「お金がないって言いに来ただけです!!」って啖呵の切り方イエスだね。

息子を放り投げたヤク中夫をフライパンでボッコボコにするオープニングから『シリアルママ』みたいになるのかと思ってドキドキした。
ジャンル映画を撮るぞってなるとその枠自体への意識が当然あるのだろうし、これはそれが強く出てた気がする。アンチミステリーとかアンチサスペンスとか。
「私の顔覚えといて」ってタクシーの運転手に言っといてなんの伏線にもなってないとことかおもしろかった。

夫婦がグチャグチャに抱き合ってるシーンとかなにかしら迫ってくるんだけど一体全体なんだったんだ。

母性や女性の絡んだ館のデロデロした色彩、感性。やりすぎて『サスペリア』みたいになってもよかったんやで。

ポール君の愚策士っぷりに酔いしれる。きっとソニアはそんなとこもマッパで愛してくれるよ。メガネっ娘も混ざってアンチラブ。

みんなキャンディ食べてポルノ見て歌っちゃおう!

メモ
・「シャルル」ってシャブロル自身の投影なんですよね…?
・剃りあと青々しいシャルルは中川敬似
・『野獣』『一寸先』と見てきてこれが一番キテレツで楽しかった。一番寝たけど。
・ばあちゃんズと風船売りは妖怪
『不貞の女』における発作的な殴打に比類する冒頭フライパンでのカチ殴りはたまげたんですが、直後に睡魔→半分以上寝てました(情けない)。採点なし。
kohei

koheiの感想・評価

3.8
クロードシャブロル特集、全3回完走。

冒頭と終盤の照応。それはどちらも“家を出る”という動きによって締められる。どちらも絶望的な状況だけど、頭が混乱しつつもよくなる未来を信じてる。
マイケルジャクソン似のヤク中のシャルル(大金持ち)と、一人息子の親権を争う階級闘争✖︎メロドラマ
神秘的な下宿には狂人、アル中、知恵遅れ、老いぼれ勢揃い!
支配者からの、権力からの、抑圧、圧迫
自らからさえも、精神的、運命的に所有、支配を手に入れたと思った途端それはするりと指の間をすり抜けていく。
力やお金で何かを奪うことは決して出来ないものだと。
孤高に気高く戦うエレーヌは悲哀に満ちたその美しい目で語っていた。
サイケデリックな終盤の畳み掛け!
最高。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.1
冒頭いきなりラリッた夫が幼い息子投げ飛ばし妻にフライパンでぶっ叩かれる!シャブロル監督の暴力描写は即物的で強調しないのが好き。最後の方シャルルとエレーヌ同じ人間の二重人格?なシーンあったような…黒い風船も不思議だったけど大寺眞輔さんの詳しい解説で理解。

今週はあいちトリエンナーレに行ったあとそのまま遠距離介護だったから新幹線乗り池袋へ。睡眠不足と疲れでヨレヨレになってたから最後の方のサイケな感じはエレーヌのように薬盛られなくてもナチュラルに没入して変な気分になった😅
これだけデタラメだとシャブロルどうのこうのよりカルト映画の領域。ヤク中、アル中、知恵遅れ。キチガイと奇人変人しか出てこないから見世物小屋の学芸会くらいの気持ちで見ていれば十分楽しめる。知恵遅れにポルノ映画を見せるくだりとか今は無理でしょ。カラフルな風船がトリップ脳内と結び付くのはどうなんだろう、空に飛んでいく風船が彼女自身の自由(解放)を現しているんだろうけど。三人の老婆は『マクベス』からかな。
はな

はなの感想・評価

-
あの家族私の家族みたいで、遠い国でもこんなことがあるのか〜って思った
これは本当だけど、こんなレビュー書いたら怖がられそうな映画
エレーヌのお召し物が わたしの箪笥で秋を待ってる19awのワンピースと同じ色でどきどきした
ステファーヌオードランにこんなに感情移入したのはじめて(服の話じゃなくて、内容で!)
>|