ai(love)の作品情報・感想・評価

ai(love)1962年製作の映画)

製作国:

上映時間:15分

3.2

『ai(love)』に投稿された感想・評価

EMILI
3.4
「肌」と「身体」/「女」と「男」の描き分けが上手い。
見えているのにわからないもの、見えていなくてもわかるもの。
フレーミング力ゆえの異形

男女の交接がクローズアップで映されるが、接写により私たちがふだん見慣れた身体のパーツが、見たこともない異形のパラディグム(語彙)として立ち上がる。歯と指の区別はつきにくく、それらを見分けるために私た…

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4.2

男女の性行為を終始超クロ―ス・アップによって映した作品。人間の身体を超クロース・アップでとらえることによって、人間の肉体性を飛び越えて、もはや事物そのものの生々しさがこれでもかと言うほど露骨に表現さ…

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犬
-
このタイプの映像で、女性の曲線美をあんまり表さないのは珍しいなと
視線のシーンはバルトの表象の帝国に出てきそう
無音状態で観たので次は音聞ききます、オノ・ヨーコらしい
まあ実験映画って感じですな

飯村隆彦監督『ai(love)』

Experimental Cinemaにて鑑賞。

肉体の物質性にカメラが挑むと、

いちばん無機質な愛によってたおされる。

肉が光となって、情が闇となる。

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実験映画の作家たちがこうした身体的な接触のクロースアップに引き寄せられていくことは理論上当然なことのようにも思いつつ、結局のところありきたりなモチーフに陥っている気がしてつまらない。
4.0
超クローズアップで捉えた愛の世界。人間の身体っておもしろいね。絡まる脚だけみると別の生きものにも見えてくる。

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