吸血の群れの作品情報・感想・評価

「吸血の群れ」に投稿された感想・評価

“カエルの鳴き声は地獄のハーモニー!これぞ自然界の地獄の黙示録!ナチュラル系アメリカンニューシネマここにあり!”

カエルをはじめとした爬虫類たちが突如として人間達を襲って来る、すごく前向きに捉えるとB級版ヒッチコックの『鳥』。

めちゃくちゃ酷評されてるようだけど、
本作の作り手側のガッツや苦労を想像すると爬虫類嫌いなはずなのに何だか応援したくなってしまう自分がいる。
役者はほとんど泥か血糊だらけ。オマケにカエルや蛇が体を這いつくばるわけで、
絵的には地味だけど、役者達の身になって想像すると不快さという恐怖に打ち震える。

癒されない動物映画って中々健気。
誰がどんな目的でこれを企画したんだろうって思う。

邦題の吸血感やパッケージの人食い要素は皆無だし、厳しく観るとその殆どが人間達のメンタルが弱すぎてショック死してるだけ。
言っちゃえば邦題「吸血の群れ」も原題「FROGS(カエルたち)」も作品の本質を捉えてない。
作り手にすら制御不能なアニマルパニック映画が本作なのである。

この映画じゃなくてそもそも爬虫類が不気味で怖いって事を再確認させてくれる一本。

このレビューはネタバレを含みます

カエル、カエル、ヘビなどの両生類、爬虫類大好きな人には楽しい映画

タイトルの様な血を吸うなんてないから!安心してみてねー♪( ´▽`)
子供の時からその印象的なポスターが記憶に残っていて、本作がブルーレイで発売されたと聞いて機は熟したと判断、購入しこの度念願の観賞。
『失われた週末』の名優 レイ・ミランド主演である為、作品のクオリティはある程度担保されるものと思っていた。
しかしながら見事に騙された。カエルは大きいのが沢山出て来てゲロゲロやっているが別に人を襲う訳じゃないし。人間側が勝手にパニックを起こして転倒〜卒倒〜毒ヘビ、毒グモ、ワニが活躍するという図式。パッケージのシーンは一切出ず、詐欺と言われるのを避ける為に最後にアニメーションを入れるという噴飯もの演出。
今まで何故、午後のロードショー的な番組で観る機会が無かったのか、その時に観ていれば十分だったかな。
そうは言ってもやっと観られたので満足と言えば満足なのである。
映画をほとんど見なかった子供時代にインパクトがあった作品。カエルが手首を咥えているシーンが脳裏に焼き付いていたが、見返してみるとなんとアニメーション処理でそんなシーンは存在しなかった。記憶なんてあてにならないなあ。
象

象の感想・評価

2.5
去年亡くなったレス・バクスターの音楽がなんともテキトーな感じで心地よい。前半は死ぬほど眠くなるし、後半は何が起こっているかよくわからない。ユラユラと爬虫類が近づいてきて俳優たちがぎゃあぎゃあとわめき散らした後、死んでいる展開を延々と繰り返す。インナースリーブに中原が書いているように豪映画『ロング・ウィークエンド』に影響与えているかもしれない。
グラセフみたいにコロッとした死に様で何が起きたかよくわからん
吸血しない

人間食べ食べカエル氏のアイコンの正体が分かったので+0.2
カエルが人間の手首を咥えた胡散臭いポスターヴィジュアルだけでカルト化しているゲテモノパニックの代名詞と言ったら『吸血の群れ』に決まっている!レイ・ミランド扮する強情な大富豪が生きるか死ぬかの瀬戸際に己の誕生パーティーを優先し、その一族が爬虫類や両生類に猛烈アタックを交わし自滅する分かり易さが最大の魅力。(幼稚園児でも理解できるシンプルさ)40年以上前の作品ですが、多種多様なカエルや蛇、トカゲにワニの生き生きとした表情をクローズアップで切り取っているのは貴重なのではないか?この手の生物が好きな人には天国のような世界観が広がっています。人間が勝手に嫌悪感を抱いて排除しようとするヘビやカエル。彼らも環境破壊を繰り返し住み家を奪う人間が難くて仕方ないと思う。そんな吸血の群れからの重い視線に耐え切れなくなったバカ一族がトロロ昆布プレイをおっ始めたり、ワニと泥レスリングを開始するのだから世も末。終始鳴り止まないカエルの鳴き声は案外クセになりますよ(笑)2016年11月8日(火)マクザムのBlu-rayで鑑賞。※初見は1992年1月11日、テレビ東京の深夜放送(正味71分)で。
ロタヒ

ロタヒの感想・評価

3.3
なんとも味わい深い、こういう映画を事故的にテレビで観たいのよね。

奴らの知恵者ぶりには楽しませてもらいました。
漆原

漆原の感想・評価

1.8
フロリダの湿地帯に異常繁殖した蛙、蛇、トカゲ、ワニ、ヒル、蜘蛛、亀が人間を襲う生物パニック系ホラー。
もちろんジャケットの人間の手を咥えた蛙は出てこないし、生物達は吸血行為もしない。
せっかくヒルが出演してるのにヒル達も吸血行為をしない。

それら生物に襲われる訳でもなく、爬虫類の姿を見ただけでショックで人が死んだ時には何が起きたか分からなかった。

蛙達は屋敷の周りに集まってゲコゲコと合唱。

この作品のBlu-rayが発売されている事を知った時が一番の恐怖だった。
Blu-ray版で。これは初見だけど駄目だったな。見せ場となるシーンでなぜか決定的な瞬間が毎回ズラされる。ビニールハウスの無意味に場面移動されるところもイライラだけど、1番変に思ったのが森の中を逃げ惑うおばちゃんが木の上にいる蛇と目が合うというキメのショットだ。ここでもう死ぬなと思って見てたらなぜかその決定的な瞬間は先送りされ注意深く見てないと見落としてしまいそうなところでさりげなく毒蛇に咬まれる。その後咬まれたおばちゃんの顔が青白く変色していくのは良かったが映画全体がこの調子で観ていてもどかしい。最初に発見される男の死体のお腹が動いているというどうしようもない凡ミスは好きだったりもするのだが。同系統の『スクワーム』と見比べたらその差は歴然としてるだろう。
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