二人のエマの前に現れる三組の姉妹。不具の片足は片割れの欠落ゆえ?ジョアン・ペリが提唱する雌雄同体に由来する同性愛の論理はレオノール・シルヴェイラの密通を同性愛化するが、男女の区別を消滅させる『アワー…
>>続きを読む何の予習も無く鑑賞。
エマという名の飽き飽きした性格の主人公に、医者のカルロス(フランス語ではシャルル)の結婚というので「ん?」となって、『ボヴ○リー夫人』の本が出てきて「あ!」となる。私の嫌いな文…
今回の完全版公開を待ってましたが、映画館の上映時間とスケジュールが合わなかったので、渋々自宅鑑賞しました。
結果、この作品を映画館で観ることができなかったことをとても悔やむことになりました。
本…
美しき渓谷に
麗しき女性がひとり
周りはざわめき
惑わされる必然
男達の不安と
気まぐれな自信
選ばれた男達は
果たして彼女から何を
彼女の唯一の間違いは
おそらく足を踏み外したこと
沈黙…
理想と現実の相違に悩む様を指す
「ボヴァリスム」
長編で丹念に描ききっていた。
ポルトガル映画界の生きる伝説(※当時84歳)、マノエル・ド・オリヴェイラ監督による『アブラハム渓谷』は、フローベール…
四方田犬彦さんが、オリヴェイラは旧約聖書を描いたと評されてました。
それもあって、セリフやナレーションはほとんど難解。
ただし、
登場人物の演技、フレーム内に散りばめられた数々の西洋画や色、音楽、光…
さすがに見て良かった
画面に常に高級なもの、凄いものが映っているだけで頭空っぽにして楽しめる(バカ映画ではない。集中力を要求するが、浸っていいという意味)
古典として見ていたものが、いつの間にか現…