TENET テネットの作品情報・感想・評価・動画配信

TENET テネット2020年製作の映画)

Tenet

上映日:2020年09月18日

製作国:

上映時間:150分

4.0

あらすじ

「TENET テネット」に投稿された感想・評価

TKL

TKLの感想・評価

3.8
文字通り縦横無尽に行き交い混濁する時間の渦に放り込まれた名もなき主人公が、世界を救うために奔走する。
「行為→結果」の理が反転する時間逆行の世界の中で、彼が救うのは「未来」なのか「過去」なのか。
論理的に考えれば考えようとするほど、矛盾は幾重にもパラドックスを生み、堂々巡りから抜け出せなくなる。

このタイムパラドックスもの特有の“堂々巡り”、僕は大好物である。

そして、時間逆行の概念をビジュアル化し、この上ない“活動的”な映像世界を構築した試みと成果は、充分に評価に値すると思う。
映画監督として、「誰も見たことが無いもの」を追求し続けるクリストファー・ノーランの立ち位置は孤高であり、彼が世界の映画産業のトップランナーであるこは間違いないと思える。


ただし、だ。
この作品が映画として「完璧か?」と問われると、正直素直に「YES」とは言い難い。
非常に意欲的でセンセーショナルな映画作品であることを十二分に認める一方で、「成功」とは言い切れないフラストレーションを大いに感じている。

肝となる時間逆行のプロセスや設定が破綻しているとは思わない。
多少の整合性の無さや、細かい理屈を度外視したマクガフィンの存在などは、この手のタイプの映画にはあって然るべきだと思うし、そういう「粗」こそが娯楽になり得ると思う。

僕が感じたフラストレーションの最たる原因は、詰まるところ「分かりにくさ」だと思う。

「難解」が売りのこの映画に対して「分かりにくい!」などと言うことは、本末転倒も甚だしい。
しかし、この「分かりにくさ」は、時間軸が入り乱れるストーリーテリングや設定についてではない。

映像作品としての“見せ方”が非常に分かりにくすぎると思ったのだ。特にアクションシーンにおいては、きっぱりと「下手」と言わざるを得ない。

視覚効果を極力廃して、生身の人間、実物セットでこの映像世界を構築したキャストやスタッフの尽力は痛いほど伝わってくる。
この映画に携わる総ての映画人たちが極めてアグレッシブに映画づくりに臨んでいることは明らかだ。
だが、この難解なストーリーテリングをベースにした映画世界の構築においては、時にもっとシンプルに、もっと手際よく映像を紡ぎ出すこともまた必要だったのではないかと感じる。

そういう意味においては、アクションシーンの映像的な描き方が実はそれほど上手ではないクリストファー・ノーランの数少ない“弱点”が露呈してしまっているように思える。

順行と逆行の時間軸が同一画面上で入り交じるという破天荒な映像世界を表現するためには、敢えて仰々しいまでの乱雑さを意識することは必要だろうし、その映像的な“カオス”も含めてこの映画の魅力となっていることも確かだ。
でも、今作の物語を決する重要な局面においては、そのような過剰な演出は不要だったのではないかと思う。
特に、クライマックスについては、あのように大部隊が入り乱れる戦場シーンにする必要はなかったのではないか。

この作品の物語が実は紡いでいた熱い友情と気高い決断、そして事の真相が一気に明らかになるシークエンスにおいて、戦場シーンの混沌と混乱は不要だった。
画面上に登場する人物を主人公とキーとなるキャラクター数人に絞って、シンプルに映し出したほうが、クライマックスの緊張感とエモーションがもっと高まったと思うし、クリストファー・ノーランの監督としての資質にも合致していたのではないかと思える。
(ただ、ノーランはああいう大合戦シーンを撮りたがる。「ダークナイト ライジング」でもあったなあ……)

方々の“考察”も見聞きしつつ、ストーリーが整理できてくるほどに、決して目新しい話ではないということに気づく。
ストーリーそのものはある意味とてもシンプルだし、諸々の設定やストーリーテリングについても、「藤子・F・不二雄」をはじめ古今東西のタイムパラドックスものを好んで見尽くしている者にとっては、むしろ王道的であった。

そういうプロットを、クリストファー・ノーランだからこそ許される孤高の美学で貫き通した映画世界構築は、もちろん称賛に値する。
ただ、物語にきちんと備わっていたエモーショナルをもう少ししっかりと描きぬいてくれていたなら、鑑賞後の満足感は大違いだったように思う。

同じく難解で大胆なSF映画だった「インターステラー」が、忘れがたき傑作になり得たのは、映画的な“エモさ”に溢れていたからだと思うのだ。
あでゆ

あでゆの感想・評価

4.2
◆Story
ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。

◆Infomation
『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が描くサスペンスアクション。
主人公を演じるのは『ブラック・クランズマン』などのジョン・デヴィッド・ワシントン。相棒を『トワイライト』シリーズなどのロバート・パティンソンが務め、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーなどが共演する。

◆Review
IGN JAPANにてコラムを執筆しました。
https://www.google.com/amp/s/jp.ign.com/tenet/47545/feature/tenet%3Famp%3D1
約1ヶ月前に1回目の鑑賞。理解できそうでできなくて、解説読んでちょっと分かった気になったところで今回2回目の鑑賞(1回目は名もなき男、2回目はニールに集中して観てみた)。
結果、やっぱり完全には理解しきれない(笑)
順行と逆行で挟みうちにするカーチェイスシーンと最後の10分間は特に、自分たちも敵も順行と逆行がいるから難しい。
でもこの難解さが面白い。

ニールが魅力的で、今まであまり好きではなかったけどロバート・パティンソンがちょっと好きになった。
minekiti

minekitiの感想・評価

1.0
苦手なジャンル。
途中放棄。
意味がわからない。
す

すの感想・評価

3.1
むずかしすぎて…
Bnc208

Bnc208の感想・評価

3.8
他人に気軽に薦めることは出来ない。何故なら難解過ぎる。途中から逆行していたり、話の流れは分かったが、頭の整理が追いつかない。ただすごい映画ではあった。
時間を逆行する時の音、映像の表現は確かに素晴らしい
でも作品全体としては正直微妙…
予告では全人類の危機、第三次世界大戦を止めろ!みたいに煽っているが、その原因の敵は結局一人のおじさんで、めちゃくちゃスケールが小さい
インターステラーのような壮大な物語ではなく、どちらかというとメメントのようなアイディア勝負の作品
二つの良いとこ取りを目指して消化不良になってしまったのが残念
KOIBRAND

KOIBRANDの感想・評価

4.3
面白かったので何度か観て理解を深めます
mi

miの感想・評価

3.8
最初の30分ぐらいでもう遅れを取り始めた...笑 期待しすぎてたのか、ちょっと私には難しかったかも...伏線を回収できるところも多そうだから、2回目見たらそういうことか!ってなるところが増える気はするけど!
戦うシーンとか演技難しそうだなぁと思った(笑)
>|