演劇2の作品情報・感想・評価・動画配信

「演劇2」に投稿された感想・評価

エンドロールのいびきに、ほくそ笑む。

「演劇1」から1年後の2008年を中心に、劇作家・演出家の平田オリザさんに密着したドキュメンタリー。

海外の充実した国の支援に比べて、芸術に向ける日本の施策は乏しい。コロナ禍で「不要不急」と言われた演劇の地位向上を、オリザさんはこの頃から目指していたんだな、と頭の下がる思いになった。

青年団の俳優から受けた「ギャラは次いつになるのか」という質問にも、劇団の置かれた実情をできるだけきっちり伝えようとしているように見えた。

ロボット演劇は、日ごろから「役者はコマ」と清々しいまでに言い切るオリザさんからしたら通過儀礼の実験だったんだろうな。でもどんなにエモく調整してもあんな機械的にセリフ言われたら劇場でも眠くなって舟漕ぐ自信めっちゃある。
いまさら気付いたのですが、時々挿入される「本筋以外の映像」がチョットわざとらしい過ぎました。乞食→路上生活者とか幾つかありました確か。あと、イビキって良い。
Berth

Berthの感想・評価

4.1
1よりも2のほうが、これまでの想田監督の作風に寄っている。労働としての演劇を描くことで浮かび上がる問題点。1のほうが好き。
Yumaru

Yumaruの感想・評価

4.0
「日本は体の健康と教育にはお金をかけるが、心にはお金をかけない」という言葉が印象的。

SNSなどの発達で極端な言葉を目にすることが増えた分、演劇など幅広くエンタメに触れることでもっと多くの人がが物事をグラデーション的に捉えられるようになるといいなと感じた。
浦川

浦川の感想・評価

3.3
オリザのいびき不快すぎて笑った。

ロボット演劇、海外公演がメイン。
knkne

knkneの感想・評価

4.1
「私は私が見える世界を、皆に見せるための機械だ」ジガ・ヴェルトフ
想田和弘の観察映画はこれに尽きると考えている。観察に徹したその副産物としてドキュメンタリーの様相を呈しているに過ぎない。
平田オリザはそれを劇団員にも求めているような気がする。

演劇とはかくあるべきかを平田オリザは演劇で日本中を、時には世界を周り、ワークショップ、授業などを通して伝えていく。
劇団の存続や金銭面などにも話は及ぶ。
その中でも憲法で保証されているならば芸術や文化に国が3割負担をするべきだのくだりは非常に興味深いものだった。
演劇ばかりではなく、国立の美術館、博物館などを取っても助成金の少なさに呆れるばかりである。
クール・ジャパンなど現在の緊急事態宣言や蔓延防止条例のような言葉遊びに過ぎず、内実を伴っていない。
文化的な都市を、国を目指すと口にしたならば各種首長達は行動で示してほしいものだ。と劇中の政治家たちを見て考えるばかり。
どの文化も利権や様々な取るに足らないしがらみが蔓延っている。きっと僕が生まれる前から衰退は始まっている。

ロボットで演劇を創るというのは非常に面白い試みであり、平田オリザに最も合っているとは思うが、それでも彼にとって最上の演劇を生み出すのは人間なのだろう。
ラストで稽古をする劇団員を見ている平田オリザを観て思う。
REIWA

REIWAの感想・評価

3.3
🔲2021➡︎116作品目🔲
2月11日
🧿2月累計24作品目
Kasumi

Kasumiの感想・評価

3.8
現代演劇、悪い意味ではないけど感情のぶつかり合いという感じが気恥ずかしくてみられないときがあるけど、オリザさんのはそんなことなくてちゃんと内容が入ってくる
それはたぶん、演者にその場で湧き上がってきた感情とか表現力に頼るのではなく、
緻密な計画によって脳みそで演じる演劇だからかもしれないって思いました
ゼミでよく著書とか読んでたけど、もっとはやく演劇を見ておけば良かったな

フランスでの演技指導の様子とかとてもおもしろい

これだけのことをやっていても年間6,000〜8,000万円の助成金がないと経済的にやっていけない
どうすればこれをビジネスにできるかってことで
村上隆が提唱した芸術起業論は村上隆にしかうまくいかなかったし

オリザの横に並ぶ政治家の口から出る言葉とスマイルが
時代のせいかしら、とっても偽善的に見えちゃう
お前ら、助成金出せよ!?ラスク食ってねえで金出せよ?と心の不良が暴れちゃう

演劇のための演劇を語るのはつまらない
主義のために仕事を選ぶのではなく、貰えるものはもらう、金がなきゃできない
芸術保健制度
ちゃんと金勘定のところをしっかり映してるのがいいよね
芸術はほんとに金で苦しんでる

最後の、どうしても眠いオリザさん、急に人間っぽくて良かった
想田さん、シメ方がいいよな
3786

3786の感想・評価

3.2
1よりも遥かに飛躍した傑作。しかしこの前後編はどちらか観るのやめたら面白くないやつだよね。観察映画大好きになった。
自分の欲望のために、社会的善、公序良俗を飛躍的にアップデートするシステムで金を得ようとする、平田オリザこそ最強のマーケターである

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