風景、人、全てがキレイです。
静かな映画と思わせて、暖炉でパチパチ爆ぜる火のような、静かに見えて燃えている映画で、心が揺さぶられます。
娘の見合いのための人物画を貴婦人に描いて欲しいと頼まれ…
映像が絵画のように美しくてついつい見とれてしまうけど、視線が交わるアップのカメラワークとか人の肌にふれるなどの表現は触感に訴えるほど生々しい。
主な登場人物三人の関係を時間経過と共に変化していく表…
「~1:09 女には制約があります そのせいで画題も限られます」「1:53:10 父の名で私が書きました」男性優位な18世紀フランスで女性として生きることの閉塞感が伝わる。だからこそ女性しか登場しな…
>>続きを読む女性として生きることの弊害が詰まっている。
肖像画になるまでは、対等だった。
エロイーズはモデルになることを了承したあと、「私もあなたを観察している」と言う。「見る」・「見られる」という肖像画にお…
なんと美しく哀しい...。
6月にスクリーンで観る機会を逃してしまったので、チャンスがあればなんとしてでも観たい。
ノエミ・メルランはエマ・ワトソンのように見える瞬間がありますね。気品高く知性的で…
絵を描く人間にしかない目があると思う 別に大層なものは持ってないけど、肌が光を吸い込む仕草だったり、影のやわらかさや奥行き、その先にある対象の所作。所作というのはそのひとをとてもよく表すように思いま…
>>続きを読む振り向かない愛
冒頭からピアノ・レッスンのオマージュを感じつつ、映像はトリュフォーの、恋のエチュードに近い美しさを感じる。
相手を見つめ、見つめ返される時に散る火花。蝋燭、暖炉、焚火、はじめは種火だ…
静かなのに激しく、美しい映画だった。
「主人公は相手のことを愛しく思っている」と直感的にわからせる演出が秀逸で、また挿入されるオルフェウスの神話の効果も素晴らしく、語りすぎないのに感じられることが多…
(c) Lilies Films.