グレミヨン史上最もミステリアス!って書かれてたけど、ほんとや、冒頭の仮面舞踏会キミョーすぎておもしろ!赤道線上でお祭りするのが恒例らしく、なんか魔術も披露されるぞ!
そして本題はサスペンス。「あい…
ジャン・グレミヨン監督『混血児ダイナ』(1932)
シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。
魅惑から墜落へ、緩やかな舞いのようにー
船の和やかな音楽が通底する中で、起こる悲劇とサスペンスが心地良くすらあ…
存在自体が呪われた映画という風情に満ちている。船上仮面舞踏会がやはり強烈。強烈というかこのシーンだけ不穏な美術作品(美術作家による映像作品)のようだった。
船上の仮面舞踏会でカーニバルの張り子のよう…
白い足同様、スカーフひらひらの幽霊感の怖さ。編集がめちゃくちゃに雑。どうしちゃったんだ絶対に途中でカットしただろうというようなのもあるし、会話も切り返しが早すぎる。たまに気持ちがいいカットもあり、そ…
>>続きを読む奇術と仮面舞踏会の謎の高揚感がピーク。モブ達の白塗りの笑顔のマスクが恐ろしい。あとは男にレイプされかけて噛み跡を付けるも不穏な予感を回避できない運命。甲板からの落下は暗闇で海の藻屑と消えるダイナ。黒…
>>続きを読む様々な謎が謎のまま終わるサスペンス。当初は90分あったものを製作者が30分以上カットし、カット部分のシナリオなどがまったく残っていないそうだ。とはいえ現状でも本作が傑作であることに変わりはない。カッ…
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