流石に完璧な反戦映画として完成してて驚く、そりゃ捕まる。ただこれこそが実際にその目で戦争を見ている人間の視線なのだろうし、戦争で疲弊し消耗していく人間の姿なのだろう、一切の高揚も賞賛も無い。道端に打…
>>続きを読むこれまた亀井文夫監督の国策映画のはずが牧歌的で故郷を恋しがる兵や大地に生きるたくましい中国人を描いた確信犯的な反戦映画。厭戦的であるという理由で上映禁止となった。
そもそも冒頭から家を焼かれた中国…
日本陸軍のプロパガンダ映画として中国・武漢攻略戦(1938)の現地で撮影されたが、反戦要素が強いという理由で公開禁止処分を受けた一本。監督の亀井文夫は映画人の中で唯一、治安維持法違反容疑で投獄された…
>>続きを読む当時の文化映画やら記録映画とは一線を画す映画だとは思うが、カメラが世界より先んじて存在しているようなショットばかりであまり面白くない。この感覚は、西欧文明によって認知されてはじめて存在し始める先住民…
>>続きを読む陸軍省後援のプロパガンダ映画になる予定だったのに、にじみ出る厭戦思想が問題化し、上映禁止に追い込まれた幻のドキュメンタリー作品です。中国奥地へ進軍する日本軍。家を焼かれて呆然と立ち尽くす現地の老人…
>>続きを読む〖1930年代映画:戦争ドキュメンタリー:東宝:戦記映画復刻版シリーズ:戦記映画・幻の名作復刻版シリーズ〗
1939年製作で、日中戦争下に戦意高揚を目的として製作された戦争ドキュメンタリーらしい⁉️…
日中戦争・武漢作戦が題材の国策映画のはずが、検閲の結果、公開禁止となって上映されることのなかった幻の作品とされていたのが、昭和五十年になって一本だけ発見されたという奇跡の反戦映画。
亀井文夫本人が従…
中国での戦線をジャーナリスティックに暴くのではなく、活躍する日本軍人の裏にある被害者や疲弊した兵士の顔を強調してやるせない感情を観客から引き出し厭戦の気分にさせるソビエトで映画教育を受けた亀井文夫監…
>>続きを読む武漢の住民のアップ、兵隊たちの平穏な日常。亀井の高度な編集技術と三木茂の逆光を取り入れた映像の妙味。上官が部下に命令を伝える長回しは、上官の人柄、部下の上官に対する敬意と補佐する姿を的確に捉えてい…
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