ときどき面白いフィリピン映画に出会うので期待して鑑賞。
ミンダナオ島で起きている過酷な現実。ムスリムが多い島で今なお内戦状態にある。
娘と共に病気と闘う妻、軍医として戦地に赴く夫。妻が娘に聞かせる…
ミンダナオ島の民話をクレヨンタッチのアニメーションで描き、小児がんと闘う娘と母親、内戦で戦う軍人の父親の、ムスリムの家族を実写で重ね合わせています。厳しい現実を民話を語ることで乗り越えようとしていて…
>>続きを読む物(事柄)を語るということが持つ力強さを感じられた。竜と闘った兄弟の伝説や子供を亡くした親たちの体験談。ミンダナオ島の苛酷な紛争のなかで生きる人々の様式それ自体も。例えば、結末までいけなかったのは、…
>>続きを読むそろそろドローンを使う映像は意外とリスキーだし、あざとく映るということを分かってくれ。
黒沢清が『クリーピー』でやったような、ここぞというときの、ちゃんとした使い方をしてくれ。
別にアニメもよく…
TIFF6本目、ブリランテ・メンドーサ「ミンダナオ」鑑賞。「ローサは密告された」が面白かったので、同監督の映画ということで観たんだけど、今ひとつハマらず・・。内容が内容だから一定の共感はできたけど、…
>>続きを読むTIFF2019にて
寓話をアニメ化して実写と並行させているのは珍しい作り。
寓話の龍退治と、ミンダナオ島のイスラム自治地域紛争、そしてそこに従軍する夫を持つ妻と病気の娘の3つの話が絡んでいくの…
東京国際映画祭にて。
ミンダナオの現状を実写、伝記をクレヨン画のようなアニメーションで描く不思議な雰囲気のある作品。
小児がんを患っている娘の儚さ、軍の仕事をこなす父親の勇敢さ、そして二人を愛す…
こういう姿勢で映画を撮る監督からしたら、それは今の邦画に怒りも覚えるでしょう。
観ている間の辛さは尋常ではないのに、それでも希望を見出だそうとすること。
冷酷ともとれる視線の中でも、主人公に寄り添お…
わざとやっているのかもしれないが、撮影がひどい。普通のシーンでもカメラがぶれまくるので見ていて酔ってしまう。気持ち悪くなってしまった/アニメーション部分はクレヨンで描いたものを3Dで動かしていて、そ…
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