JAIHO配信作品から、終了ぎりぎりで観たインドネシアの作品。
10歳の少女タントリは、脳腫瘍が原因で病院に入院して寝たきりとなっている双子の弟タントラに両親とともに寄り添っている。夜眠れないタ…
シャーマニズム的な世界観を深掘りするわけでもなく、ラッセンが描くスピリチュアルアートぐらい陳腐なビジュアルをだらだら映したいがために田舎を舞台に子どもの死を安易に用いるその感性が下品。そもそも冒頭の…
>>続きを読むアジアの風景が好きであれば楽しめる。
逆に言えばそこしか感じ入るものがない。
とにかく、わけわからない上に長い。
まとめれば15分くらいで済む内容を延々だらだらやってるという印象。
一つ一つのシ…
「見えるもの」と「見えざるもの」、「映すもの」と「映さないもの」、「描くものと描かないもの」という対比的な表現や比喩的な表現が印象的。インドネシア特有の、東南アジアらしい風景表現を始めとして、間の取…
>>続きを読む【堂々巡りファンタジー】
東京フィルメックス2017にて。今年は惹かれつつ行けそうなもの、があまりなく、結局本作のみ。上映後のQ&Aで知ったが、その直前、今年の最優秀作品賞に決まったそうだ。…そお…
バリ島。双子の少女タントリと少年タントラ。脳障害で眠り続ける少年の近づく死を少女は感覚し、月夜に舞う。薄白い宵闇のなか少年は舞いに応じる。ねっとりとまとわりつく昼の空気。夜ごと深まる精霊の息遣い。1…
>>続きを読む 死者たちは見えないが、実はひそやかに生者たちの傍らに在り、鶏や猿と人間を分かつ境界はある次元ではたやすく開かれる・・・・・・。そんなコスモロジーを映像化した作品。
カンヌ国際映画祭でパルム・ド…
ストーリーはあってないようなもの。幻想と現実が錯綜するような映画で、いかにもフィルメックスという感じ。
卵やダンス、動物といった原始的なものを使い、こどもの命の力強さや、双子の魂を表現する演出は面…