彼女と彼の作品情報・感想・評価

彼女と彼1963年製作の映画)

製作国:

上映時間:114分

3.9

『彼女と彼』に投稿された感想・評価

3.9
228件のレビュー
Omizu
4.0

【第14回ベルリン映画祭 女優賞】
『初恋・地獄篇』羽仁進監督作品。ベルリン映画祭コンペに出品され、左幸子が女優賞を受賞した。キネマ旬報ベストテンでは第7位に選出された。

傑作。羽仁進監督の最高傑…

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Juzo
4.2
東京郊外の団地に住む夫婦と団地に隣接するバタヤ部落に住む夫の同窓生の交流を描いた作品。
「この仕事を奪わないでくれ」
善意には責任が伴う。
清水宏の系統を感じるガキと団地映画。人がいなくなることで話が進んでいって最後は犬の捜索。いなくなって、見つかって、それだけなんだけどずっと不穏な雰囲気がある。顔のアップとぎこちない演技が良い。
月影
3.8

ベルリン映画祭特別賞、主演女優賞受賞作品。オープニングがオシャレ。

キャストを見ると左幸子が「彼女」。
じゃあ「彼」は誰ってことになるんだけど、夫…岡田英次
伊古奈...山下菊二
とある。

夫と…

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羽仁進監督が脚本家清水邦夫と組んで(共同脚本)、団地に住む若妻の心の変容を描いたATG配給のドキュメンタリー風社会派ドラマ。
撮影は長野重一。
音楽は武満徹。
左幸子がベルリン国際映画祭銀熊賞 (女…

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『彼女と彼』(かのじょとかれ)は、1963年に公開された羽仁進監督の日本映画である[1]。

第14回ベルリン国際映画祭に出品され、左幸子が銀熊賞 (女優賞)を受賞した[3]。

プロット
東京の中…

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このレビューはネタバレを含みます

劇場で観れることは本当にないので、谷川俊太郎作詞、武満徹作曲「見えない子ども」が流れたときは感動で泣きそうになった。

役所勤めの夫と団地で暮らす主婦の前に現れたバタヤの男(団地から出るゴミを集めて…

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カズ
4.0
団地とバラックで高度成長の歪を表現 暗いテーマを主人公のキャラクターで固くならない、独特の表現だった 主役級のわき役に素人を使ったのも、できを面白くした
sss
4.3

自由に惹かれて、あらゆる境界を飛び越える直子。
でもそこでも孤独だし、代償が待っている…。


横浜聡子監督による解説にて、「私もこの映画のように、映画を通じて、あらゆる境界みたいなものを、耕したい…

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製作は岩波映画製作所、配給ATG。マンモス集合住宅に住む彼女は中流意識。それはスラムを見下ろせるからか。階級意識、それが維持できるかの不安、そして満たされた生活とは、自由とは。本作はストレートに問題…

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