聖なる犯罪者の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

パッケージさえされていれば救われる？

皮肉だなぁ。
なりすまし系の宿命を辿っていく展開はそう珍しくもないけど、とにかく主演バルトシュ・ビィエレニアの瞳から指まで繊細な演技に魅せられて最後まで面白く…

• #R-18
• #皿で頭割る
• #実話ベース
• #なりすまし
• #少年院
• #神父
• #キリスト教
• #死別
• #赦し
• #宗教

予告編でキレキレのヤバさを感じましたが、作品は違う印象でした。

仮釈放中の犯罪者が聖職者になりすまし、人間の二面性で揺れ動きます。
伸びそうな人の足を引っ張る人間の醜さが散りばめられています。

…

• #二面性
• #なりすまし

ジョルジュ・バタイユ（1897 - 1962年）の描いた「聖と俗」の力強さと言うと、言い過ぎになることは承知しながら、またそのベクトルは異なるものの、そのように言ってみたくなる魅力に溢れた作品だった…

バルトシュ・ビィエレニアの素朴さから凶悪さまで幅の広い表情に終始引き込まれます。一貫とした善悪の表裏一体な描写に、他人を推し量ることが時に傲慢とすら感じました。
協会のシーンをラストへ持ってかなかっ…

ずっしりと重い空気がずっと続く。
雰囲気はとても好き。

実話をベースにとのことで大きな波風が立つわけではないけど、切り取り方次第でいくらでもドラマって生まれるんだなぁ、、と。

結局人は根本から変…