8年前の『ケンとカズ』以来
待ち望んだ小路紘史監督作品第2弾
今回も自主制作云うんで単館上映と思い込み
仕方なくユーロスペースに観に行ったけど、
今週末から
シネマート新宿スクリーン1で上映するって…
海の匂い、血の匂い、土の匂い、カビの匂い、錆の匂い‥
ざらついた映像に様々な匂いが鼻梁を刺激する。
もはやこれは西部劇。
放課後ソーダ日和以来観たの森田想をはじめ、役者陣のキャスティングと演技指…
このレビューはネタバレを含みます
劇場の真ん中に座って受け止めるには少しキツい映画。
残虐描写と飛ぶ血飛沫のなかに人々の矜恃が見える。しかしながら決して人殺しを正当化しないところが好きだった。乱暴なようで、兄弟や姉妹を失った登場人物…
暴力とエロは映画の華ですものね。まあエロはないけど。楽しい暴力て感じ。
物語が都合で動いている感じで、そこまでテンションは上がらなかった。俳優部の顔は良かった。
人は殴れても、味噌汁の出汁は取れ…
冒頭で辰巳のバックストーリーが披露されるが、このシークエンスからして熱量が高く引き込まれた。その後も、組織の上前をはねた男を処刑するシーン、その死体を解体するシーン、更に辰巳と本作のヒロイン葵の邂…
>>続きを読むなんとなく、辰巳と葵の関係が、もっとグッダグダで面倒くさいものとして描かれているのを期待していた。
もちろん映画の中で表現されてはいるけれども、なんで辰巳が葵に肩入れするようになったのか、葵の聞き…
自主とは思えない程のこだわりとクオリティ。
こういう監督がネクスト入江悠、白石和彌になるんだろうな、と思った。
観客の心が動くのは主役二人の関係性で、そしてその設定が良いだけに、そこのストーリーラ…
新たなダークヒーローの誕生か!?
遠藤雄弥演じる辰巳がそれほどに魅力的だった。一線を越えてしまっているが、それでも人としての矜持を失わず、優しさや品の良さが滲み出ている所が良かった。(それ故に彼の…
©小路紘史