追い風の作品情報・感想・評価

上映館(1館)

追い風2019年製作の映画)

上映日:2020年08月07日

製作国:

上映時間:71分

あらすじ

「追い風」に投稿された感想・評価

主人公の人が良すぎるくらい良すぎる人柄にイライラしてしまった。
でもこんな人って近くにいるよなー、もしかしたら自分がそうかもと思いつつ
主人公の笑顔が何度か辛く思ってってしまった。

彼の今後の人生は自分の幸せのためにあって欲しいと願うばかり。
2020/8/7 アップリンク吉祥寺版
DEGは大人。
の意味がまた違った角度から少し分かった気がした。
君は"誰に気を遣ってるの?" "誰の評価を気にしてるの?"と。
重なる周りの幸せと、反比例する今の自分。
"これいいな" "これいいね"を手がかりに広げていこうにも、みんなの助言が違いすぎて、
強すぎて、でも受け止めちゃって、振り回されるのすごい分かる。
で、結局のところ、一番自分を出せたのは黙ってギター弾いてもらっているとき。
DEGの周りはDEGを思うあまり、意外と聞いてくれる人がいない。
聞いてもこれまで通りだったら聞き出せなかったんだろう。
それでも、どうして辛いのに、笑ってるの?笑わなくていいのに。って気にかけてくれる人がいるって心強いな。

今思えば、これまで自分の人生のターニングポイントには安楽さんの作品があった。
それって幸せなことだ。
幸せだった思い出がトラウマになりそうな時も、作品が共にあるから追い風になってくれる。

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2019/12/10 MoosicLab版
DEGは大人。
子どもっぽく振る舞う大人、と言われていて納得。
誰かから、なにを言われても、いったん受け止める。
受け止めてしまう大人。
そんな大人が泣くシーンは安心した。

ごめんねと繰り返す自分に良いんだよ、とでも言うように、いつも笑顔でいる。
あたたかい所属の多さがDEGの人となりを表していると思った。

幼なじみと会話している時、弟と実家?で話している時、
犬の足音がフローリングにあたる音が好きでした。
‪昨夜、#追い風 公開初日に鑑賞。‬
‪ありのままの自分を見せるって、もの凄く勇気がいる。
‪最近有名人が事務所との契約を解除する動きがある。理由の1つとして、作られた自分ではなく、本当の自分を表現したいというのがあるようだ。‬
‪この作品を観てここに繋がっていると思った。‬
‪今や観ている者は、作られたモノではなく、個人の本当の姿を観たいと思っているのではないだろうか…
‪片山さんの言葉が沁みる。
そして一番好きなシーンは、#DEG さんが泣きながら自分を見つけようと必死に歌うシーン。フジ兄のギターも最高! ギターの音がたまらない。
という事で、このCDを聴きながら自分にとっての追い風を探そうと思う。
人間がもがく姿を「笑顔」で描いた傑作。

主人公のDEGは、もどかしい時、やるせない時、悔しい時、みじめな時、いつも笑っている。
周りは彼のそんな生きざまを、ダサい、かっこわるい、と刺す。おそらく彼のことを思って。

得てして、自分の感情を隠し、周囲に気を遣い、丸くなった大人はかっこわるいものだ、と語られる風潮がある。
でも本当は、周りからは見えなくても、みんな葛藤し、もがき続けているのだ。
どんなに大人になっても。
ダサく笑いながら。
この主人公DEGのように。

この映画は、そんな私たちの誰にも見えないもがきを代弁し、
勇気を、追い風をくれる。


ラストシーンのDEGは最高だった。
自分ダサいな、と痛いほどわかっていながら、
周りにいてくれる人達のために、誇りをもって、意地でも笑う人は、
誰がなんと言おうとかっこいい。
前作『#一人のダンス』が #安楽涼 監督の想いが詰まっているとすれば、
今作『#追い風』は監督の親友でもあり、主演で主題歌を歌う #DIG さんの想いを仲間たちが代弁しているような映画でした。

仲間たちの想いが裏表とも伝わってきて、ご本人は演じるのに辛かったとのことでした。
が、本当に人間味のあって素敵な作品でした。

『#一人のダンス』『#追い風』ともに、
現実がかなり混じっているため心に残るものがありました。

ラストシーン
女友達の結婚式で歌うDIGさんのラップも良かったのですが、
途中から同じ友人の南(故 #ユミコテラダンス)が踊り出す。

惜しくも5月末にこの世を去ったユミコテラダンスのダンスも流石でした。


DEGさんの魅力がバシバシ伝わってくる映画という意味では安楽さんの勝ち!
安楽さん、片山さん、DEGさんが岸壁で昼から酒飲む感じは、たぶん普段もそんな感じなんやろな〜と私にとってハイライトな場面。安楽さんぽい。
「1人のダンス」の伏線もあって、安楽さん作品を観たことある人はとにかくニヤニヤする場面が多い。もっと安楽さん出てきてほしい。安楽さんが足りない…!そう思うくらいに安楽さんファンなので、どこかそわそわ観てしまった感がある。どっしり腰を据えてもう一度観たいので、次は夏にフル作品を元町で!
ひよし

ひよしの感想・評価

3.2
KREVAになれない男はどうするのかみたいな話。駄サイクルから抜け出せるかみたいな話でもあるのかな? 舞台挨拶をがっつり聞いたがほぼ実話らしい。すごい。
tetsu

tetsuの感想・評価

3.9
ムーラボで鑑賞。

なにがあっても、つい笑って誤魔化してしまうミュージシャンのDEG。
映画界で活躍し始めた親友や、学生時代に思いを寄せていた女性の存在、彼らの変化を目の当たりにし、笑顔の裏で様々なものを抱える彼は...。

前年のムーラボ短編『1人のダンス』(のちに長編化)の監督×出演者コンビの新作ということで、一体どうなるのかと期待して鑑賞してみると、まさかの世界観を共通したスピンオフ作品でした!

前作の熱量と比べると、やや盛り上がりに欠ける印象も見受けられましたが、スピンオフとしては予想以上の満足度。
なにより、作り手が物語に自分たちの実体験を盛り込んだ"メタフィクション的な要素"が興味深く、他の作品にはない魅力がありました。

笑って誤魔化す主人公に対して、極端に厳しくなる周囲の人物の演技には、多少とってつけた感が否めなかったですが、「笑顔で悲しみを表現する」という複雑な演技に挑戦したDEG(出倉俊輔)さんの演技は、本作の中でもとりわけ輝いていたように思います。

ただ、前作とは異なり、明るい曲調になったクライマックスの楽曲には、納得できなかったのも正直なところ。
主人公のキャラクターに合わせているのは分かりますが、より、感情を揺さぶる曲になっていれば、素直に感動していた気もします。

というわけで、『1人のダンス』を観た方には、絶対に見逃してほしくない1作!
これからも、安楽監督のユニバース作品が出来ることを見越して、見始めるのにも、うってつけの作品でした!
尻上がりに面白くなってきて、ビビった。
面白い映画づくりしてるなぁー
実体験をそのまま描くという手法が、ブレのない演出と演技を作り上げて、確固たる世界観を作り上げて見事。ただこの撮り方なら、もっとドキュメンタリックな作りでもいいかも。スタジオの音楽に合わせた細かいカット割は急な作り物感あって少し冷める。
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