条件が厳しい、とこぼしていた人間が
「条件なしです自由にやれ」と言われた途端、いやだ条件をくれ!と言い出す様が愚かで良かった。
どうしてもオリジナルは超えられません、とはっきり言っておきながらこ…
天才の戯れ。
ラース・フォン・トリアーは敬愛するヨルゲン・レスの完全性を前に、その人間臭さを炙り出そうとして難題をぶつけるが、レスはことごとく「完全」な形で、完成させて返す。
最初は萎えきって愚痴を…
レトロスペクティブで日本初公開された作品。
ラース・フォン・トリアーが敬愛するデンマークの大監督ヨルゲン・レスに、彼の1967年の短編映画「The Perfect Human」のセルフリメイクを5…
無理難題にもうまく対応されて面白くないトリアー。
駄作を作らせてレス監督の内面を暴こうとするも上手くかわされてしまう。
無理難題をふっかけるトリアー自身の人間性が暴露される。
世界で一番悲惨な場所で…
映画って巧いだけじゃ、興奮できなくて、意図が破壊された先の魅力がある。賢すぎる監督(ときに先生と称されるような、)は巧さばかりが作品に出てしまう、或いは、映画の破綻の際に当たっても処理してしまうとい…
>>続きを読むレトロスペクティブ 13作目
今回のレトロスペクティブにてトリアー作品12作を一気見してきて、作品自体も非常に面白いのですが、ラース・フォン・トリアーその人自身に興味を持った人は多いのではないで…