ドキュメンタリー:映画監督ミヒャエル・ハネケの作品情報・感想・評価

ドキュメンタリー:映画監督ミヒャエル・ハネケ2013年製作の映画)

Michael H. Profession: Director

製作国:

上映時間:90分

3.6

「ドキュメンタリー:映画監督ミヒャエル・ハネケ」に投稿された感想・評価

meg

megの感想・評価

4.0
ハネケ作品をあまり見ずに見たのがよかったかもしれない。ハネケナイトリベンジしなくちゃ。ハネケ本人は、賢くて愉快な人だね。パロディ。
ハネケは出演者、スタッフに対しての拷問者だ。
「監督は撮影は楽しいよ、と言うけど楽しんでるのは監督だけだ」と語る俳優インタビューが全てを物語っている。
監督は撮影現場でもなんと意地の悪い事か。

「ゴフォ!」と血を吐いて死にそうな風貌の監督だが、バイタリティに溢れていた。

日本の映画界に必要なのはハネケのような冷水かもしれない。
ハネケファンは必見ですよ。
かねこ

かねこの感想・評価

3.5
ストイックに情熱的に映画を撮るハネケの撮影現場での姿や、インタビューでの話し方が見れてよかった。

手の動きを演技指導するところとか、完全に絵が見えてる。

あの雰囲気で、学校で講師もやり、あれだけ幅の広い映画を撮ってるの、納得といえば納得なんだけど、すごいなぁと思う。
紫色部

紫色部の感想・評価

3.0
2015.12.4 イメージフォーラム

過去作品の名場面やらDVDに付属していたメイキング、インタビュー映像やらが映画の大半を占めるため、あまり新鮮味のある映像がなく、映画としての完成度は正直微妙なところだと思ったが、一切妥協を許さずに、俳優と共に動き撮影をする「ラジカルな」ハネケ監督の姿を時代を遡りながら満席の劇場で拝むことができたのは良かったし、作品に対する自己分析を行わず、ニュートラルな立場で作品を提供し続ける一流の芸術家としての監督の信念にはやはり惚れ惚れするものがあった。
インタビューの回答における
インテリゲンツィヤっぷりが
伊達ではなかったのですが

作風とは打って変わって
現場でのご本人は
なかなかエナジーほとばしる
情熱的なお方なのですね

興味深い内容でした
映画としては…うん、
90分だったのが良心的でした
非常に期待して見に行ったのだが、正直少し期待ハズレ…。肩すかしをくらった気分。
1本の映画を作るのに、どうやって脚本を書いて、ロケハンして、役者のオーディションを行って、撮影して、編集して…というのを見られるのかと思いきや、過去の映像とインタビューシーンが多すぎる!あれじゃあドキュメンタリーというより、DVD特典のメイキング映像みたいだ。
『コードアンノウン』の冒頭の長回しシーンの撮影風景が一番興味深く観れた。
ono

onoの感想・評価

3.8
吐瀉物も血飛沫も、ハネケが撮るとあまりキモく見えないのはなぜだろう。

いや、キモいんだけど、それはスプラッター的な肉肉しいキモさではなくて、“拒絶”と“死”のアレゴリーが放つ、記号的で無臭のキモさ、みたいな。

「悪は裁かれ、女・子供は殺されない」というスリラーの掟を気兼ねなくブチ破るハネケの映画はどれも冷笑的で、パロディ精神に満ちている。

その冷笑の矛先は、「悪は裁かれず、女・子供は殺される」というリアルを包み隠そうとする形式化(概念化)されたフィクションの枠組みへと向いている。

そんな形式を剥ぎ取って、崇高と猥雑を同画面のうちに直視させようとする彼の容赦ないフィクションは、逆説的な形でリアリズムを体現している。
『ファニーゲーム』『愛、アムール』『ピアニスト』などの全くもって普通じゃない胸糞映画監督ミヒャエル・ハネケのドキュメンタリー!

さぞかしクレイジーな撮影現場なのだろうと思いきや意外と監督本人は和やかでちょっと安心しました。が、周りの役者、スタッフは異様に硬い印象を受けますねぇ。どうやら笑顔で無茶ぶりするタイプの監督さんかしら。

でも、役者にダメだしする時に、自らが演技をやってみせるんだけど、それがもの凄く上手くて様になってるんです。(元々役者希望だったらしいです)

インタビュアーの質問に対しても、その質問の奥にある意図まで読み取って質問拒否したり、妙に頭の良さが光ります。

今までの作品が断片的に移りますが、こうして改めて『ファニーゲーム』を見るととんでもない傑作なのではないかと思えてきました。当時見たときはただただ胸糞悪い思いしかしなかったですが。。

さらに初期の作品も全く見れてないので気になる。。

ちなみにこのドキュメンタリー映画、都内では12月4日がラストチャンスになっております!興味があれば是非・・・!
※レンタルDVDされないと予想!
おいおい、ハネケが出てないわけないでしょ。
誰のドキュメンタリーだこれ
これ以上無いほどにわかりやすいタイトルなのに
良くも悪くも"仕事の流儀"とか"情熱大陸"感。元気なハネケが観られるだけで嬉しい