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「恐怖ノ黒電波」に投稿された感想・評価

RAMPO

RAMPOの感想・評価

2.5
基本、主にホラーに分類される作品を好んで観ます。

本作も一応、ホラーに位置付けられていたので手に取ったってところで、本作に限らず(驚けるところは素直に驚きたいので)特に何を描いてるのか事前に確認はしません。

あと、映画というものにメッセージ性や特定の主張というのも(作り手がいる以上、当然にあるのでしょうが)積極的には求めません。従って芸術的だとか文学性が高いとか、世の評価が高くても自分として純粋に娯楽性を感じない、面白いと思えなければ評価は下がります。

事後情報によると本作は、独裁政権下にあるトルコの抑圧された住民生活を背景としたディストピアが描かれているようです。
老朽化した灰色のマンションの管理人である主人公とそこに住む住民たちの日常が黒い粘性のある液体に徐々に蝕まれていく様が描かれますが、それがあまり起伏なく、不条理で脈略なく淡々としていて、まるで本当に誰かの見ている悪夢を見させられてる気分になります。

物語の舞台としてのディストピア感は素晴らしいのですが、そこで描かれる内容は余りに断片的で、主人公やその周辺人物も感情の起伏に乏しく、キーワードであろう公共放送の内容もまた観ている観客にはあまり意味のある内容とは感じられず、前期のような背景を知らないまま観ても、不気味さこそ感じても恐怖感には繋がりません。

結論として。
本作は一般的な娯楽を求める(それ故に事前情報を極力避ける)私のような者には、ちょっと理解の難しい作品でした。
昔からディストピア系作品は「1964」はじめ結構好きな系統なんですけどね。もう少し直線的な恐怖感は欲しかったなと。
ネ上

ネ上の感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ああ~…気付いたらプロパガンダに日常が浸食されてるの…こわいよね~…

終始悪夢の中にいるような雰囲気で、次に何が起こるか全く予想できなくてゾクゾクした

黒いドロドロが至るところから漏れ出て迫ってくるのは視覚的にも雰囲気的にも不気味だし、得体が知れなくて怖い

何これ…どういうこと…どうなるの…って疑問と恐怖を感じたまま終わる
最初から最後まで救いは一切ない

いや、のっぺらぼうになれたらそれが救われたってことなのかな…この世界では…どうなんだろう…わかんない…

個人的には、
女性が取り憑かれたみたいにテレビ通販の映像にならって
小瓶に入った黒い液体を注射器で肌に注入した後
導かれるように真っ黒い風呂に沈んで死んでいくのが怖かった

注射器で直接肌に注入って時点で結構ヤバいし、映像もかなり怪しいんだけど、テレビで流れてるからってなんの疑問も持たずにすがってしまう感じが…なんかね…改めて見せられると異様なんだなあって思いましたね…
マトリ

マトリの感想・評価

3.2
トルコの映画を観るのは初めてかも
ディストピアと化したトルコのとあるアパートが舞台
政府がプロパガンダを押し進めるために国営放送を流すアンテナを建物に取り付けるが…

建物の敷地内だけしか映らず建物の周りには何も無い
閉鎖的な場所で鬱々と生きている人々
終始暗くて不気味

万華鏡や部屋の壁紙など何度かハッとさせられる映像がありカメラワークも独特の雰囲気
窓に人影がいっぱい見えたり黒い液体が流れるシーンはなんとも言えない怖さがある

トルコという国が抱えている問題を理解していればなるほどと思えるかもしれないけど自分にはちょっと難解だった
後で調べたところ、トルコでは男性による女性への暴力や殺人が多く男尊女卑が根強い国らしい
この作品でも女性は生きづらそうだし男の手で殺される
この事実を知れただけでも観て良かったと思う
Kento

Kentoの感想・評価

3.8

評価は低いですが
個人的には良かったです

舞台はディストピアのトルコ
住民は建物にこもり、国営放送を観る

黒い水や全編に渡る陰鬱とした雰囲気

全てを諦めた様な大人達
ジャンプスケアは無く
じわじわ染み渡る様な嫌な感じがありました

主人公の男性と、終盤の女性の演技が
良かったです
ほんとは0.2です
予告編ではなんとも面白そうなキテレツホラーを期待したが内容はマジで皆無
ここまで説明もなく意味わからんことが起きても説明がない
これを不条理ホラーと言うなら不条理ホラーは全部駄作やろ
テンポが自主制作映画並に悪い
フランスの芸術映画のテンポで演出全て0.5倍速にしたようなもん
ここ5年くらいの中で1番何も得られなかった作品
「考察を楽しめ」とか映画紹介ブログでは書かれてたが考察の仕様がない、法則性もなしに観客に丸投げして何となく撮りたい画+政治批判だけ入れてこれが芸術ホラーです〜とか言うんか?
youtubeで見る素人の作品のがよっぽど見る価値あります
ジャンプスケア(びっくり)はひとつも無いので寝れない夜にはオススメですかね

料理でいうと
色んな着色料ぶっ掛けてできた冷奴
みたいです
※鑑賞メモ用なのでスコアなしです

不穏な音とどこまでも鬱屈とした色彩がすきでした
終始不気味な感じでめっちゃ雰囲気も良かったんだけど、イマイチ意味がわからない。
建物の窓🪟、下の階から上の階まで同じシルエットの女の人が佇んで見てる?のが特に不気味だった。
Yuya

Yuyaの感想・評価

3.1
似たようなタイトルがある気が…
あれは『~黒電話』か?

うーん 雰囲気良し!
無機質で 肌寒い感じがね

トルコの世情を考えると
もしや なかなかの風刺?
とも推測できそうだけどさ

あの永遠のような無の外界と
もの凄い閉塞感に囚われる屋内
何がどうという 理論を奪って
ただ 不条理に起こる出来事を
静観せざるを得ないっていう
わりと気狂いそうなタイプの
湿度と渇きが 矛盾に交錯する作品

陰鬱な気分な時に
どっぷりと浸かって考察したい…
riek

riekの感想・評価

2.6
雰囲気が良く、絵になるシーンが多い。暗く、鬱々とした感じも好き。
だけど、ストーリーが理解できなった。
比喩ですか?
絵が綺麗。
定点カメラ。
閉塞感や抜け出せなさが伝わる。
1日の出来事、それも
マンション一棟なのだがそれ故に
それぞれの家族の物語が
丁寧に描かれている。

のっぺらぼう、とは
expressionとimpressionを
失った人々のことだろうか、
政府の洗脳によって。
あなた達に伝える情報は適切に調整する、という国営放送がとてもアイロニック。
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