風の教会の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『風の教会』に投稿された感想・評価

3.9
繰り返される十字のイメージ、建物に差し込む光。改装工事における作業する人々の動作が美しく捉えられる。荒廃→修復→安定という最低限度の物語。ここでも水滴の音が響く。差し込む光と水の音の関係性。
はる
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洗い流される水の教会、ディティールへの凝視、反射された光線の手触り、建物が物質から建築へと変わったり、時に物質のままでいたりすることを許容するようでいる。文明が作り出したものがその与えられた意味を超…

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2回目 下高井戸シネマ 20250802
最後のカットはカメラの位置が的確で構図が完璧だった気がする!鳥肌がたった。この作品は特にカメラの位置がとってもよかった!
ha
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なんか1番ぱっとしなかった、撮りたいものはすごくわかる、空間のあやしさというか、そういう映像にすら残らないものがうっすら浮き出てきている。でもうっすら。
工事してる人ってあんな様になるんだ、なんだか小田香監督の手腕によって壮大な建物になってた。
風が呼吸のようで心地よい。
安藤忠雄の風の教会の修復作業の記録。各ショットがカッコいい。ペンキ塗ってたおっさん可愛かったな。
ラストの教会と廊下を同フレームに収めたショットがキマってた。
3.5

直前に見た「色彩論〜」によってこの映画の説得力が増されていた。

光と光ならざるものが、色をつくる。
鮮烈だった。

「何か」越しに見るショットが多かった。
水、光と影、風と空気。
これらによっ…

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安藤忠雄建築。クロスがたくさん。どうやってバッハを録ったのだろう。蝶とやもりのシルエットや高圧洗浄の靄のなかの通路がよい。養生された家具とか、リニューアルされなあとの音楽とカメラワークがなかなか貴重…

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窓に叩きつけられるホースの水
トカゲ
よく考えたら建築って設計者と建築家が別々なんだよね。中心が不在のまま形にする

短編集はスケジュール的に難しいのでようつべで。

冒頭からロープウェイの窓枠を十字架状に切り取ったり、建築段階で録れた水滴の音を後から重ねてリズムよく十字架のショットが連鎖する。
十字架に神秘性を与…

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