静かに/Shut Upの作品情報・感想・評価

静かに/Shut Up2020年製作の映画)

Shut Up

上映時間:16分

3.7

あらすじ

「静かに/Shut Up」に投稿された感想・評価

ほっと一息つくのにはいい作品であるが、本質的な問題があまり解決されないので、今後も彼女は苦しい思いをしていくことにはなるだろうなという思いで見終わる。しかし、彼女と母親の間には今までにない絆が生まれているということを思い返すと彼女もわれわれも頑張れるのかもしれない。
2020年イスラエル/16分

あらすじ
トゥレット症候群の少女ロニー。症状をクラスメートにからかわれ、相手に飛びかかった彼女は停学処分となってしまう。自宅でひとりチック症状に悩まされる中、遂に危険な行動に出る。



トゥレット症候群の少女ロニーの物語。
心に残るのがベランダのシーン。
笑い物にされる自分、助けてほしい自分、症状が抑えられない自分。
そんなロニーの境遇や感情が凝縮されていて、そこからの物語の着地点が見事で清々しい。

SSFF & ASIA 2021で鑑賞。
KUBO

KUBOの感想・評価

3.5
静かに ★★★.5

Short Shorts & Film Festival & Asia 2021 秋の国際短編映画祭受賞プログラム5より

「やめて、やめて、やめて! 黙れ!」

授業中に突然叫んでしまうロニー。先生が話してる時でも、自分の意に反して「やめて、やめて、やめて! 黙れ!」と何度も叫んでしまう。

クラスメートも困惑顔で、隣の生徒は席替えを訴える。

それでも、気の強いロニーは、周囲の偏見に対して暴力をふるってしまったことから、事態は悪い方向に進んでしまう。

私は「チック症」という言葉は知っていたが、この「トゥレット症候群」が重症になると、首を振るだけでなく、意に反して突然叫んでしまうことがあるなんて初めて知った。しかも「死ね!」みたいな汚い言葉を。

私の数十年の教師生活では、このような症状の生徒を受け持ったことはないのだが、実際に受け持ったら確かにたいへんだろう。

作品後半では、この症状が誤解を与え、ロニーは窮地に陥るのだが…

安易な解決策などもちろん無いのだが、私も初めて知ったように、この作品が「トゥレット症候群」という病気への理解を広める切っ掛けになれば素晴らしいことだ。


*ロニーの本棚に『1Q84』があった!

https://www.shortshorts.org/2021autumn/ja/

#SSFF @shortshortsfilmfestivalasia 
@ssff.official
 トゥレット症候群(チック)の発作で、定期的に独特の動きと共に「やめて黙れ!」と叫んでしまう少女。言葉が言葉だけに反感を買うことも多く、周りの理解も中々得られない日々が続くが…

 本人も周りもこれは大変だ…
 大人になった今の自分でも、手助けしようとした他人に「黙れ!」なんて叫ばれたら「はぁ??もう知らん!」って思っちゃいかねないし、それが子供じゃなおさら理解するのは難しいと思います。

 授業に集中できません、という子供の訴え自体は至極当然のものだと思うし、だからと言って何も対策せず病気の子を追い出すわけにもいかないし、教育機関としても大変。

 どうしようもない、どうすればいい??という苦しい状況を目の当たりにさせられる作品でした。
 どうしようもないかもしれないけど、こういう作品があることで理解が深まることに非常に価値がありますよね。

 ちょうどビリー・アイリッシュのドキュメンタリーで、ビリーがチックに悩まされているところを映像で見た後だったのでタイムリーでした。

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観た回数:1回
直近の鑑賞:SSFF&ASIA(21.06.27)
Yuca

Yucaの感想・評価

-
病名知らなかったけどビリー・アイリッシュが患ってるのはこれかー
たしかに知らずにいたら初対面はビビるよね、これを機に知れて良かった
43
sunflower

sunflowerの感想・評価

3.9
トゥレット症候群という言葉を初めて知りました。

周りにそういう症状の人がいなくて知識もないと、前情報が何も無しで初めて遭遇した時に、あの通行人達のように驚き傷付いてしまうかもしれないので(見ず知らずの人に罵倒されたと勘違いして)、こういう作品を通して、広く認知されていくのは良いことだと思います。

そういう意味でも、こういう作品はどんどん上映機会、配信機会を増やしていってもらいたいなと思いました。

自分でなんとか止めようと苦しみもがく姿は、辛過ぎて見ていられませんでした😢
draw

drawの感想・評価

3.5
【ssff&asia2021】

イスラエル
トゥレット症候群(チック症、神経病)
よりによって「やめて、黙れ」
初対面の理解は特に難しい
まずこういう病気を知ること。
理解する人の暖かさを知る事。
mie

mieの感想・評価

3.7
誰かの支えはまだ彼女には必要だったことかな。
鉄格子にはまって(学校での居場所のない状況のように)誰も助けてくれない状況でも、助けてくれる存在は親だったんでしょう。
病気というかある場所でみんなと同じような行動ができないことを馬鹿にしたりするのはよくない。みんなと競わせるような教育システムも悪いと思うかもしれない。
chaooon

chaooonの感想・評価

3.5
トゥレット症候群の少女ロニーを描いたショート。

トゥレット症候群って聞き慣れないけど、いわゆるチック症のことなのね。
詳しく知るきっかけになりました。

チック症というと、運動チックに分類される、一定のリズムで体を動かすのもだと認識していたけど、言語にも出てくるとは知らなかった。
主人公ロニーはその中でも、汚言症に当たる罵倒語を繰り返し口にしてしまう、重篤なもの。

病気だから、とか、自分ではコントロールできないってことで仕方がない、とか、周りがそれを理解して受け入れてくれれば一番いいのは当然だけど、特異な症例だけにそううまくはいかないのが現状。
ましてや本人も周りも年頃の子たちなら、尚更難しいよね…。

一番理解しているはずの親でも、毎日何度も繰り返され、解決方法がないことにイライラしてるわけだし。
まあ扱いづらい年頃ってのもあるだろうけど。
親としたら、周りの理解を促して、「普通」に学校に通わせたい気持ちも、同じ親としてわかる。
でもそれが最善なのか疑問になってしまうし、本人があまりに苦しむのであれば、もっと違う解決策を用意してあげないといけないのでは…と思ってしまう…
選択肢がないのかもしれないけど…

まずは自分自身や身近な親が認めて受け入れることが、スタートなんだなって思わせてくれる温かい描き方はよかった✨

有名人だと、ビリー・アイリッシュも同じくトゥレット症候群を患っていたと知り、『ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている』が尚更観たくなった!
トゥレット症候群の少女ロニー
発作的に「やめて黙れ」と言ってしまう彼女にクラスメイトは辛辣
学校側も面倒見切れずクラスの移動を提案するも不満気…
怒りに身を任せてやった行動からトラブルになり、助けを求めるもつい出てしまう「やめて黙れ」の言葉…
客観的に見るとなんでやねんって思ってしまうのは当然だし、そうい言われたら手をひいてしまう。
目に見えない病にも手を差し伸べる優しさを持つ余裕が欲しい。。
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