吾輩は馬である。名前はヴァージニアの将来。と、字幕で馬がそう思っていると語り続ける大嘘映画。馬は借金返済のために売られ、競馬では骨折させられ、駄馬として雨の日も荷車を引き、餌も与えられない。身勝手な…
>>続きを読むこんなただただ馬の表情見てるだけで悲しくて楽しくなる映画ありますかって。母娘が再会する、寄せ合う瞬間に持ってくための接触してもすれ違い続ける物語。独白はそのためだったんだね。
母(人間のほう)が去る…
初期フォード監督が「アイアン・ホース」(1924)の翌年に手掛けた、馬が主役のサイレント映画。特に日本で高い人気を誇る一本。脚本は動物ものを得意とした女性作家ドロシー・ヨスト。
雌馬ヴァージニアズ…
馬のここまでさまざまな表情を一作のうちに見ることはない。力強い疾走はもちろん、ほんの一瞬の残酷な転倒。銃殺を覚悟した横顔。
かつての主人と再会するシークエンス、舗道を踏み鳴らし気づかせようとする健気…
馬をスター俳優みたいに映す。
厩舎で馬を銃で撃つ煙が建物の外にまで出てくるなど視覚的なつながりの持たせ方が映画的な演出で良い。画面に何が写っているとおもしろいのか。写っているものがどう動いて、それが…
馬の演出がヤバい。幹線道路の交通整理中に馬車を停め廃品回収業者ボリスを問い詰める間に、共に流転し苦しい状況で、主人とヴァージニア・フューチャーが手を通してのみ邂逅する。泣ける。
そして飼育員であるJ…
中間字幕で人間への思いを馬に喋らせる振り切った図々しさは昨今の動物映画も見習ってほしい。🐴可愛い。サイレントのスローなリズムと馬が言葉を発するファンシーさからなんとなくほのぼの日常系のような雰囲気漂…
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