ギトリの、喜劇を喜劇だと客に把握させずにショットを流していく、でいて客に得体の知れない豊かさを与えていく様というか、ギトリの身振り手振りは両腕と腰を惜しみなく使い、2人が屋内で相手亭主の悪口をまくし…
>>続きを読むタイトルの表示の仕方や音楽・演出がずっとお洒落で可愛い。
ヘアメイクや美術・衣装も同様。
当時の富裕層の生活様式が窺えるのも面白い。
ただ今やったら怒られるだろうな、という差別的なユーモアが随所に見…
中だるみもなく、晩年のように饒舌になりすぎず(あれはあれで大変好きですが)、よいバランスだし、見事な作品だった。
今回は衣装にも力が入っていたように思う。女主人と給仕の白と黒のコントラストも美しか…
濱口竜介がベスト言うのも納得 とにかく喋る、そして欲望が人物を動かし関係を混乱させ最後に途方もない奇跡があっけらかんとすべての欲望を飲み込み天に返す、その晴れ晴れとした読後感 ギトリと女主人(この人…
>>続きを読む「デジレ(欲望の対象)」という名の優秀な召使いが、まさにその名の通り欲望を投影され続けるが故に職を失う。自分は単に欲望され続けているだけなのに、身分の差から不利益を被ってしまうその理不尽さを大いに嘆…
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