Kanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

1.0

平民が王子様と結婚するシンデレラストーリーにほんのちょっとSM要素を足したライトノベルみたいな3部作の完結編。
何で3部も作ってしまったのか…1部で終了で、よかったよね?
イチャイチャしては喧嘩して仲
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

2.0

東野圭吾、横山秀夫、宮部みゆき、著名な推理小説家が一度は用いた「時効トリック」が成り立たなくなったのは約9年前のこと。
過去の連続殺人とその犯人、遺族を巡る、司法制度の闇を描いた話。
ストーリーはちょ
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いぬやしき(2018年製作の映画)

2.0

突然普通の人生を奪われた若者と老人、それぞれの選ぶ道とは…?
ガンツの作者が描いたSFバトル漫画の映画化、だけど半分コメディ。
お話としてはそんなに深いものではないので完全にエンターテイメントだったけ
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.0

刑法第39条、罪を犯した者に責任能力がない場合、罪から逃れられる法律。
この法律を軸に、ある事件を起こした殺人鬼の精神鑑定を描く物語。
めちゃめちゃ暗く重い…そして不快感MAXの胸糞悪い映画です。
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

1.0

クラスの人気者の秘密を知ってしまった根暗男子が、彼女のわがままに振り回され、少しずつ心を動かされていく…現代版セカチュー。
ふつーによかったし、ふつーに泣けますが、特別さは何もなかった。
この映画がこ
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

2.0

音楽が紡ぐ熱い友情を描いた青春譚。
お話としては割とありがちで王道なストーリー。
けれど3人の演技が自然で良いし、この時代にこの場所で″ジャズ″という設定になかなか魅せられます。
セッションの場面も楽
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モテキ(2011年製作の映画)

3.0

モテない男が女たちに翻弄されたりしたりしながら、性欲と乙女心と厨二病に振り回されてうだうだする物語。
昔途中まで見て断念したのは、当時絶賛されてた長澤まさみの良さが全くわからなかったから。
でも今見る
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羊の木(2018年製作の映画)

2.0

殺人を犯した者の行く末を描くサスペンスミステリー。
予告がおもしろく良くできてましたが、本編は出涸らしのような感じ。
殺人犯の更生に過疎化していく町が協力するという、アメリカとかならちょっとありそうな
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

2.0

うっかり地獄に落ちた男子高校生が初恋の彼女と再会するために頑張るロックンロール青春?ギャグムービー。
映画館で見ようとまでは思わないけどなかなかファンキーでおもしろかった。
地獄の表現やら転生の表現や
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

2.0

科学と超能力を混ぜ合わせたSFエンターテイメント。
人間の進化の先に何があるのか、発想はおもしろいしアクションも派手で迫力があるけど中身はあまりないかも。
例えば何か試験とか修羅場とかここぞという時、
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火花(2017年製作の映画)

2.0

芸人を目指した多くの者が辿る道、人生のほんの一部の煌めきを描いた物語。
原作が又吉で監督が板尾、脇を彩る芸人たち。
この作品に携わる者たちの、これまで描かれなかった世界を知って欲しかったという想いがひ
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.0

戦後間もなくして、多くの現代アートが生まれた時代を駆け抜けた女性アーティストの半生。
いい話でしたが、感動よりモヤモヤが大きくて…。
主人公の心が弱すぎて、繊細と言えば聞こえはいいですが、浅はかだなっ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

事情を抱えた少年少女が、たった一つの奇跡を拠り所に、家族を周りを世界を巻き込んで進んでいくボーイミーツガール。
夏休みのカルピスみたいに、爽やかで甘く優しいお話でした。
絶対デートで行くべき!笑
君の
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

絶対に沈まない日本海軍の象徴として世界にその名を轟かせ、今なお多くの憧憬を集める戦艦大和。
劇的な終焉には多くのスポットライトを浴びてきたこの船の、始まりを描いた物語。
フィクションだからこそ台詞の端
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

退廃的な世界に色づく性的な心の交わりを描いた…のかと思いきやわりとAV。
行為の描写のリアリティがすごいです。
R15どころかR30くらいにして欲しい。
音がリアルだし、あのモザイクがなかったらほんと
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アラジン(2019年製作の映画)

3.0

子供の頃から憧れたランプの魔人の物語を満を持して実写化。
予告を見てただの青いウィルスミスと話題になって、あまり期待をしていなかったけれど友達の評判がいいので気分転換に見に行ってみたら、まぁ当初予想通
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.0

魔物や幽霊が当たり前に暮らす古都鎌倉で、新婚生活を始めた年の差夫婦。
奇妙な世界と温かい日常の中にある人々の絆を描いた超常現象ファンタジー。
短編小説を紡ぐように様々な出来事が描かれ、それが少しずつ繋
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.0

なぜ生きるのか?
なぜ命は尊いのか?
なぜ人を殺してはいけないのか?
その問いに絶対の答えはない。
きっと多くの人が一度や二度は、心の中で誰かを殺したいと思ったり、もう死んでしまいたいと思ったことがあ
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.0

生とは何か、死とは何か、人の尊厳とは何か、そして人間とは…。
科学技術の倫理、特に命の在り方について問う映画はたくさんあるけれど、脳死について描いた作品として、この物語はかなり綿密に、新しいアプローチ
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

1.0

ニールアームストロングの小さな一歩までの道を辿る物語。
まず、ライアン・ゴズリングの造形的かっこよさが全くわからない。
次に、単純に描き方がつまらない。
なんでこうなっちゃったのか。
米ソ冷戦の最中月
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

運命とか奇跡とか夢みたいな現実だとか、繭玉に綺麗に包まれたラブストーリーの裏側の物語。
いかにもクズらしくてクズな人よりも、まともそうに見えてクズな人間の方がよっぽどタチが悪い。
終わり方に全然納得が
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.0

愛に飢えた者たちが寄り添って紡いだ一つのかたち。
散々話題になったのにタイミングを逃していたのをやっと鑑賞。
今だけを見て、今のために生きる刹那的な物語は、命の鮮明な輝きが美しいけれど、ここには夢も浪
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.0

ヘルシンキの食堂で、おにぎりとコーヒーと共に紡がれるのんびりと暖かい時間。
ヘルシンキに行く前に見なくてはと思っていて、 とりあえず見ましたがおもしろかったです。
ほっこりしました。
人生それぞれだな
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アリソン(2016年製作の映画)

3.0

1994年南アフリカで起こった想像を絶する残虐な事件のドキュメンタリー。
事件の成り行きは当時の再現映像と、関係者本人達のインタビューにより説明される。
現在から過去へ、22年の月日を経て振り返る当時
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.0

今から約50年前、アポロ11号が月面着陸を果たす1年前に、33年後の未来を描いたSF金字塔。
長くて眠くてほぼセリフがなく意味がわからなくて難解で退屈なストーリーですが、その解釈については偉い人がいろ
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タイピスト!(2012年製作の映画)

2.0

何の取り柄もないとバカにされてきた女の子が、あるきっかけでタイピング大会の世界一を目指すことになる異色シンデレラストーリー。
タイピングがそんなに女性の憧れだったとはびっくり。
ストーリーは単純明快で
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

2.0

黒人差別の色濃く残る時代、1組の幸せなカップルが、ほんのちいさなきっかけではその潮流へ飲み込まれていく…。
予告では愛の力で絶望の淵に希望の光が…的なイメージだったのですが、全然、希望、なし。
希望枯
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

2.0

スタンドバイミーと未知との遭遇を足して2で割ったSFエンターテイメント。
リアリティがどうとか、設定がどうとかあんまり気にせず、ただ楽しめるのはスピールバーグ譲り。
テンポよく進むので飽きずに見れます
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.0

米国を心から愛した男が世界の裏側を知り、正義と忠誠心との葛藤の末命がけで世界に疑問を投げかけた実話。
映画としてはそんなにおもしろくなく、淡々としたシーンが続き眠くなります
が、おそらく事実に忠実なの
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

歳を取り、認知症で自分の名前すらわからなくなってしまった老人が、やり残したことを終えるため、友人からの手紙を頼りに旅に出る…。
ブロークンフラワーズみたいな、人生を振り返るほっこり系ロードムービー…か
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怒り(2016年製作の映画)

3.0

蒸し暑い夏の日に起きた殺人事件、3人の放浪者が出会う3つの人間関係、そしてまた新たな事件が起きることで動き出すサスペンスミステリー。
宮崎あおい、広瀬すず、妻夫木聡、渡辺謙、錚々たるメンバーによる役者
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男子高校生の日常(2013年製作の映画)

1.0

バカ真っ盛り思春期の男子高校生が近くの女子高と合同で文化祭をすることになり…。
若かりし菅田将暉が見たいというだけで、早送りしたい気持ちを抑えてなんとか見終えたけども、内容何にも覚えてないくらいつまん
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

2.0

飛行機事故で生き残った乗客のカウンセラーをすることになった主人公が、ふとした違和感から事故の真相を探り始めるサスペンスミステリー。
ネタバレすると楽しめないので、レビューなど読まずに見ることをオススメ
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