サラリーマン岡崎さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

サラリーマン岡崎

サラリーマン岡崎

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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.2

ただのセールスマンだからこそ、
友情のために走り、失敗し、でも、ある意味成功もする。
決して、爽快は終わり方ではないけど、
その友情がなした世界への影響を知った時、
暖かい涙が流れてくる…。

空白(2021年製作の映画)

4.7

発言力が強い者が、発言力の低い者へ一方的にコミュニケーションを取る世の中の構図を皮肉った作品。
古田新太から松坂桃李もだが、古田新太から娘、寺島しのぶから松坂桃李やボランティアの若い女性、先生から生徒
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「先生、私の隣に座っていただけませんか?」
なんと微妙なタイトルだろうと思ったら、このタイトルがまさかこんな重要だったとは…。

話は要は夫婦間で「言わない」こと。
夫は妻への不満を言わないし、もちろ
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.3

主人公アイダは自己中心的に動いているようにも見える。
背景を外せば、少しイライラするのも確か。
演出としてもそういう風に見せていると思う。
でも、自己中心的になるのもしょうがない、そのような環境である
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.4

『映画大好きポンポさん』『サマーフィルムにのって』、そして、今作『浜の朝日の嘘つきどもと』、今年に入って映画の良さを伝える映画が多く公開されている。
コロナ禍前から制作は決まっていたと思うが、コロナ禍
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.2

アベンジャーズは『エンドゲーム』から見始めたオカザキは、
それからというもの、MCU作品を観るのが義務だと思うようになりました。

MCUのシーズン4は『ブラック・ウィドウ』で開始しましたが、
今後、
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.3

マッツ・ミケルセンがお酒を飲みすぎてパッパラパーでおなじみの本作。
お酒は毎日飲んでいる岡崎です(夜ご飯の時、発泡酒1杯くらいです)が、
今もお酒を飲みながらレビュー投稿しています。

毎日酒を飲んで
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

4.3

主人公の様々なアイデアにすごくワクワクする映画。
冒頭から生活の様々なことにアイデアを凝らして工夫して暮らす主人公が描かれる。
棚を置かない?代わりに、紐でカゴを吊るし、そこに石鹸などを入れている。
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.8

ヤクザ映画はそんなに興味がなく、白石監督だから何と無く観に行った前作。
ヤクザ映画ではなく、本当の意味での「ヤクザを撃退する警察」の話で、
前作の主人公である大神のかっこよさに惚れ惚れしてしまった。。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

こんな映画体験、したことない。

この映画はセリフが多い。
主人公が劇作家を生業としていることもあるからだ。
主人公の家福はホン読みの時に感情を入れずにセリフを読むように俳優たちに伝える。
言葉をその
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オールド(2021年製作の映画)

4.4

「どんでん返しのシャマラン」から「哲学のシャマラン」へ進化しているのがわかる一作。

もともとのシャマラン自体もどんでん返しをやりたかったわけではなく、
哲学映画を作りたかったんだと思う。
『アンブレ
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.4

「この男が書いた小説は現実になる」という映画のコピーは全くの嘘。
事実(と男の妄想)を小説にしているだけ。
そして、予告の最後に謳われる「結末を決めるのはあなた」が全て。
大筋の話のカラクリは語られる
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

鑑賞前日までは全く興味がなかったが、Twitterのフォロワーさんの評判が高過ぎて、観賞。

「ゲームのモブキャラが主人公になる」という設定は非現実的な気がするが、
現代の技術であれば確かに現実化しそ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

5.0

映画好きのための映画や…。
映画しか勝たん映画や…。
映画が好きでよかったと思わせる映画や…。

青春・ラブコメ・時代劇・SFとジャンルてんこ盛りな今作だけど、
多様なジャンルだけでなく、過去作のオマ
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.7

前作がよかったところは、
何回も終わりかな?と思ったら終わりではなく、
物語も意外な方向に進んでいったこと。
アクションだけを楽しむ映画かと思えば、
盲目おじぃのある秘密が出てきて、あれ、サスペンスで
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.8

ゲームが原作ということは知っていたが、こんなにちゃんとホラーだとは思わなかった笑
怪物みたいなのが出てくるとは笑

独裁国家下での自由思想の抑圧をテーマにした映画ではあるが、
その中で起こる私利私欲が
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屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

3.9

公開当時は年齢制限でまだ観られなかったけど、こんな頭おかしい設定の映画誰が観るんだろうと高校生の岡崎は思っていましたが、アラサー岡崎は観に行っていますとその時の岡崎に伝えたい。
もう完全に怖いもの見た
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.3

アベンジャーズは『エンドゲーム』を一番最初に観たという暴挙(アイアンマンやガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』とかの各キャラクターの作品は観たことありました)をした私ですが、
そこから全ての作品ではな
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親愛なる君へ(2020年製作の映画)

4.5

思っていたより、エンターテイメント作に仕上がっていた。
同性愛者に対する社会を描くこともしているが、
とてもサスペンスフルに展開していた。

主人公と同性の恋人の息子が離れ離れにされる社会の不条理さを
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.6

「隠される」ことの怖さ、
それがかなり感じる作品だった。

主人公が男たちをどう懲らしめるかは映されない。
そして、主人公の人生が変えられてしまう事件も実際のシーンは出てこない。

隠されるからこそ、
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サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

4.1

一貫して「主人公たちのキャリア」という軸で作られていたのがとても良かった。
もちろんこの映画で扱われることは工場排水の内部告発ではあるが、
それを通して、高卒の主人公たちが彼女たちの力で内部告発をし、
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.3

細田守お得意の「SNSの世界」。
公開が決まった時は既視感満載やん!と思ったけど、しっかり現代で細田守が描く意義が表れた作品だった。

SNSの社会はもうひとつの人生を生きれるとこの作品では定義されて
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少年の君(2019年製作の映画)

5.0

主人公の孤独・いじめへの怖さ・少年と一緒にいることの喜び…さまざまな感情が怒涛のように押し寄せるとてつもない作品。

学生時代のクレジットで「2011年」と記載されていたから、
同い年くらいか、僕より
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唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

4.0

この規模のストーリーと規制の厳しいこの日本であんなにアクションが撮れる中国しか勝たん映画でした笑。
いろんな映画やドラマで使用されてた足利にある渋谷スクランブル交差点のCGセットも
この映画のために作
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.9

パンフレットがこの映画と同じくらい体力必要なくらいな量あるし、冒頭シーンを日本風漫画にしてるし、ロバート・エガース監督と『ミッドサマー』のアリ・アスターが好きなホラー映画とお互いの映画の褒め合いしてる>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.3

「俺は、今、映画を観ている…」という感覚になる映画だった。

この物語はファンタジーである。とてつもなく可愛いファンタジー。
非現実なファンタジーの世界を観せてくれるのは映画の醍醐味である。
しかし、
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.3

映画マーケティングの話。
現代の消費者の集中力的に90分で映画を完結させることもマーケティング。
大物俳優とド新人を組ませて話題性を作ることもマーケティング。
そして、映画を誰か特定の人のため、そして
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.9

変にCG多様化して、大物俳優取り揃えて、ヘンテコになっているSFが多い邦画の中で、
今作はとてつもなくこじんまりしているけれど、だからこそ調和が保てている新しい邦画SFの走り出しになる作品になると思う
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Arc アーク(2021年製作の映画)

3.9

石川慶監督はやはり技術面で光る監督であって、物語面では弱いと感じてしまった。

海外で映像を学んだことを武器に商業デビューした『愚行録』でもそれを感じたが、
映像としては日本映画にない作り方を不自然な
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.3

『セブン』的なサイコパスの話でありつつ、日本のポップさを調和させた感じが新しくて、上手くいっていたと思う。
監督誰かな?と思ったら、永井聡!
昔はCM出身という感じが滲み出すぎて、作品性と上手くマッチ
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.0

音を立ててはいけない状況は、
映画館で映画を観ている僕たちと同じで、
観客はリアルに映画の中の物語を追体験できるこの映画がとても刺激的で好きだった。
そして、ラストのかっこよさがとてつもなく大好きだっ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

ミュンヒハウゼン症候群の母が狂い出す話だけかと思ったら、そうじゃなかった…。
とだけ言い残して感想は終わろうと思います笑
その意外な展開は是非劇場へ!

「Run.」というタイトルにはいろんな意味が込
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.5

OLの派閥争いをヤンキーの喧嘩で比喩している映画だと思ってたら、
普通にOLが喧嘩している映画だった笑
OL大好きなバカリズムは『架空OL日記』では、OLの生活の幸せを問いていましたが、
今回は特にそ
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アオラレ(2020年製作の映画)

4.0

車運転すると、何であんなに人って変わるんだろうね。
運転席に悪魔とか住み着いてるのかな?マジ不思議。
この映画みてると、車運転したくなくなるから、ドライバーは見に行かない方がいいかも。
あと、スマホは
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映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット(2021年製作の映画)

3.8

今までは「一般生徒(夢子) vs 生徒会」という構図がメインだったが、
今回は一般生徒(夢子)と生徒会がタッグを組み、敵を倒すという構造が良い。
今までもずっと描かれてきたが、
夢子と生徒会長の綺羅莉
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

5.0

すごい。その一言に尽きる。

「田中良子は芝居が得意だ」
この一文で映画は始まる。
この一文を見た時は、何を意味しているかは全くわからない。
でも、段々と彼女が社会の様々なことに我慢をして、気丈な様に
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