百合さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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セブン・デイズ・イン・ハバナ(2012年製作の映画)

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ハバナ・クラブ

キューバにはなぜか憧れてしまう。短絡的だとはわかっていながらも。あったかい国、あかるい光、のんびりした街、海、音楽、酒…みたいな。なんでしょうねこの社会主義国家への永遠の憧れ。
オム
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ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「エンジェルス・イン・アメリカ 第一部 至福千年紀が近づく」(2017年製作の映画)

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飽きない。すごい。この長尺で飽きさせないのは本当にすごいと思う。一瞬だった。2回も休憩が入る観劇なんて初めてした。
80年代のアメリカ、ニューヨークってまだあんな感じだったの?ストーンウォールの暴動が
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

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バカでしょ

ライアンレイノルズの顔芸映画。テッド1でも思ったけど彼はホントにちょっとした顔で保たせるのができる。
幸せな狂人映画ですね。特段目新しいところはないけれど統合失調症患者のなんというか揺れ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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苦み

巧妙な脚本に舌を巻きました。個々人の行動で物語がドライブしてゆく感じ…ミステリーではないですが、ミステリーといっても鑑賞に耐えうる。
映画のスクリーンも思わせる3枚の看板によってそれぞれの人生
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

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雪で外に出ることもできない…そうだ!殺し合おう!

東京にも雪が降って時間を持て余していたので見ました。
相変わらずのタランティーノ。3時間もわたし達は何を見せられているんだ映画。しかしやっぱりいい。
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

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平…等……?

トリコロール3部作二作目。「自由・平等・友愛」の「平等(=白)」を扱った作品。フランス政府の依頼を受けて作られた作品らしい。
ストーリーテリングが巧みで、ムダな細部がなく説明臭くなくす
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

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また50年後、ここで。

やりたいことはわかる。わかるのだ。少年青春ロードムービー凸凹コンビオンボロ車瘦せぎすスニーカー音楽成長女の子、といった使い古されたモチーフを使い古された配列で並べた中にヨーロ
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

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冗長
クストリッツァ、はじめて見た。サライエヴォ出身の「ユーゴスラヴィア人」ということで、戦争が主題、というか戦争の中でもどうしようもなく続いていく生活、みたいなものがテーマなのかな。いやまあそりゃあ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

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カントリーロード…

マーリン…マーリン…故郷を喪ったマーリンはカントリーロードを歌いながら仲間のもとへ行くわけです。まあそうか、今回序盤から大活躍だったもんなあ。そうなるか。なんてことを…マシュー・
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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

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ご存知大泉洋!!

1よりも悪役の人称性が薄い仕上がり。
ヌードが増えたね。
尾野真千子の役柄が大変によかった。
いももちを食べながら峠を超えるシーンが好き。こんなにも親密な車内空間はなかなかないだろ
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

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芸術と芸術の折衷

フィンセント・ファン・ゴッホの半生を探る作品。主にオーヴェル時代の彼の動向に焦点が当てられている。
どこかで見たことのある絵画が実際に動き、その中に物語を組み込むというのは非常に新
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

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REVENGE

トムフォード監督7年ぶりの作品ということで、『シングルマン』に引き続いて鑑賞したが、かなり上達したという印象を受けた。前回は落ち着きのなかったカメラワークも洗練され、音楽も格段に良く
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シングルマン(2009年製作の映画)

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愛しているということ

トム・フォードの自伝か?というか性癖丸出しの作品で…青い目を持つ恋人、抑えられているけれど鮮やかというべき不思議な色調、奔放な男と憧れる私、「透明なんだろ」。
マルセル・プルー
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

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苦い…

エドガーライト作品3作目。ワールズエンドとベイビー・ドライバーに引き続き…町山さんがエドガーライトはまじめな男だと言っていたが本当に。この作品は‘責任’という視座、そして彼のお得意の‘皮肉’
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キングスマン(2015年製作の映画)

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極上の、B級感

初爆音上映。没入感がすごいですね。やっぱり映画館はいい………
もうキャストの豪華さと映像美とテンポと音楽の暴力という感じで大変によかったです。コリンファース、なんなの…(絶句)
マシ
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

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「会いたい!…ていうかヤリたい!」

一言でいえば駄作ですが。大根さんなのでまぁなぁという。そもそも彼は映画という表現方法をまったく尊重していないのか?かったるい説明シーン、過剰なボイスオーバー。ドキ
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

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わたしのあたまはどうかしている

初デヴィッド・リンチ!普通に面白かったです。笑いどころや追いやすい物語の起伏を用意してくれているあたり、初心者にも優しいつくりではないでしょうか。
ナオミ・ワッツの“
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ダンケルク(2017年製作の映画)

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戦争、その実像

今回も相変わらずノーランは時間と空間の位相をずらすお決まりのやつ。流れの違うそれぞれの時間がひとつの点に向かって収束するカタルシス…は理解できるのだが、こうなんというか、なんというか
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スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

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それでも、私たちは、ちがうのだと。

スタートレックシリーズはこれらjjエイブライムス版がはじめてなのですが。もとはといえばカンバーバッチ見たさに…
本国における今シリーズの立ち位置がわからんのですが
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エル ELLE(2016年製作の映画)

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「彼女」

死 に た い 。これほど自分の性が嫌になる作品はなかなかありません。なぜなのか。どうしてわたしたちは性というものを通してしか関われないのでしょうか。どうして“男”か“女”にしかなれないの
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

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それが人生さ

マザーファッカーおじさんとデップーちゃんとゲイリー・狂気・オールドマンの豪華すぎるキャスト。なぜネットフリックス限定公開なのか。完全にスクリーンで観たかった。完全に。
サミュエル御大は
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

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夢のあとさき

不足なかったとは言えないけど過分はなくて素朴にすごい。原作のぐちゃぐちゃにいじられたプロットも結構混乱させることなくつたえられていた気がする。すごい。
あとはなんといっても映像美ね。衣
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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2時間に渡るMV

エドガーライトに対しては『ワールズエンド』でちょっと身構えが必要…と思っていたが。今回も相変わらずクソ真面目。
音楽がもっとわかればもっと楽しいのだろうなぁ…と思う。こういう時自分
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

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身体をもって、生きること

身体がないと生きられないというのは、なんと不便なことだろうと思われるわけです。わたしたちは名前をつけられ、身体を与えられて生きている。身体を持っているから区別される必要があ
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スモーキング・ハイ(2008年製作の映画)

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男ばっか!!!!!!!!

なんかボーッと見られる映画ないかなぁと探していたところ出会った作品。もうタイトルからもうね。バディものは最高です。
マリファナ中毒のセス・ローゲンと同じく中毒で売人のジェー
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ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」(2011年製作の映画)

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あなたに愛を教えてあげます

ジョニー・リー・ミラーasクリーチャ、
ベネディクト・カンバーバッチasクリーチャ、の順で見ました。
ミラーのクリーチャはなんというか可愛らしい。原罪の話をするシーンがあ
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BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

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生き延びろ

原作はマンガなのね。マンガだとここはもっと凝った設定なんです…って言いたいんだろうなぁっていうことは伝わってくる箇所がいくつか。でも楽しめました。
ショットの切り取り方と音楽がかっこいい
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ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

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「自分を偽ったら、誰が自分になるんだ」

アイルランド映画の快作!ポップな色調に音楽、ストーリー展開もノリやすく、短くまとめられていてかなり観やすい。
LGBTものというか、排斥と包摂の話であると考え
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

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隅々まで天才ゼメキス

何回も何回も地上波で見かけておりましたがこの度きちんと見ようと…おもしろいな!ほんとにおもしろい!やっぱおもしろい!天才だ!
85年、自分の生まれる10年も前のSFの認知度がわ
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ウォー・マシーン:戦争は話術だ!(2017年製作の映画)

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夢と批評性

いやほんと話術は使ってないよね。もう原題のままでいいでしょうがなんで無理矢理邦題つけようとするのいつもいつも…
ティルダ様が出てきて驚いた。ラッセル・クロウもいたし豪華さよ。
軍人という
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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たかが、世界の終わり

100分とは思えないほど骨太。息もつかせない。エッジの効いた映像の手触りと音楽、特に冒頭、料理を用意するシーンはそれだけで独立したPVのよう。観客を引き込むのがうまいな、と。
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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

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Pirates Life. Hector.
バルボッサァアァァォアアアアアアアアアアアアアアア!!!という感じでしたが。え、最終作なの??そんなことないよね?悲しい。
シリーズのファンとしてはかなり楽
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

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目を、ひらく

スピルバーグ変わったな!!!!!!どうした!!!!というのが初めの印象。というかスピルバーグだと思わなかった最初。名作ちゃんと観ようシリーズです。
さすがというかやっぱりというかおもし
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