深獣九さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

マッド・ダディ(2017年製作の映画)

4.0

これだよこれ! これぞニコラス・ケイジの有効活用! ニコらしさ爆発だヨ!

この映画はニコラス・ケイジを楽しむだけの映画です。以上ッ! この先は読まなくてよしッ!

いちおう映画のことをお伝えしますね
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.0

あなたを食べる。あなたと生きる。

この作品がホラーなのか、青春恋物語なのか、スリラーなのか、少数弱者を描く社会派なのか、自分の中でうまく消化できていない。
考えるな感じろ! とのご意見ごもっとも。数
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カット/オフ(2018年製作の映画)

3.5

解剖される遺体が肉! 臓物! でよかった。
あとは終止スリリングで手に汗握った。
遺体の中にヒントを隠し、素人に遠隔で解剖させるアイデアもなかなかだった。

いや、たしかに面白かったのだが、登場人物の
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フィスト・オブ・ジーザス(2012年製作の映画)

3.5

イエス・キリスト、ゾンビ、ローマ兵士、カウボーイ、裏切りのユダ、魚……情報量が多すぎてどう紹介して良いのやら😅
楽しめたことは確かだ☺️

ひとつだけお伝えしよう。
もし私が邦題をつけるなら

『キリ
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拷問男(2012年製作の映画)

4.0

この映画は“ホラー”ではない。狂気でもない。快楽殺人者の話でもない。幼い娘を失ったすべての父親の悲しみを代弁した、ドキュメンタリーだ。

タイトルが『拷問男』だし確かにエグいシーンもクオリティ高いのだ
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キャット・シック・ブルース(2015年製作の映画)

4.0

快楽殺人者ではない、新しいシリアルキラーの姿を見せてもらった。主演を演じるマシュー・C・ボーンの熱演は凄まじく、陰キャで不気味でキモくて、素晴らしい出来栄えだった。
でもこの映画の主題はふたつ。もうひ
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エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

3.5

まず言っておきますね。この映画に興味を持たれた方は、ぜっっったいにアマプラのあらすじを読んではいけません。ぜっっっっっっったいにだッ!!!

物語は1887年のニューヨーク。ブラックウェル島に建つ、精
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.5

愛は麻薬。脳を狂わせる。

劇伴、カメラワーク、長尺の会話劇などタランティーノがギュッと詰まった後編だった。
前編(vol.1)と比べてアクションは少なめ。なぜなら後編(vol.2)は“問い”に対する
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

たったひとりの悪意が、雲の上に地獄を生んだ。

最初から最後までクライマックスしかないので、心を休める暇がない。緊張しっぱなし。疲れた。とにかく疲れた。もうやめてーって何度叫んだことか。

ソウルから
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0

鬼才クエンティン・タランティーノが送る、西部劇でヤクザ映画でカンフーで時代劇で格闘ゲームでSF漫画でラノベなアクション大作。これぞ「ザ・やりたい放題」😂😂😂

殺されかけた組織の女が復讐の旅に出る、と
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DAGON(2001年製作の映画)

3.0

H.P.ラヴクラフトの世界観と、おぞましい魚人の姿を楽しむ映画。

恐怖やゴアはほぼない。ほとんどのシーンを主人公の逃走劇が占めており、どうやら原作には近いようだ。私は覚えていないが。
ゆえにやや退屈
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Brutal Relax(原題)(2010年製作の映画)

3.5

ショートなアホゾンビ映画😂😂😂

ほぼ全編八つ裂きシーン。最初はビーチに現れた海ゾンビが、リゾート客をズタズタに。続いてポータブルプレイヤーの故障にブチ切れたオッサンが、ゾンビを肉片へと変える。八つ裂
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.5

TVアニメ版『呪術廻戦』が終了してから1年と9ヶ月。ちょっと忘れてた。この物語、宇宙クラスに面白い世界だった。

バトルシーンがカッコよすぎる。縦横無尽どころか奥から手前、手前から奥へと疾走する映像が
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守護教師(2018年製作の映画)

3.0

たぶんなんですけど……相手が弱すぎたんですよ。だからマブリーの魅力が活かされなかったのかと。

ボクシング元東洋チャンピオンのマブリーは、ジムの八百長にブチ切れて副会長をノックアウト。追われた先は地方
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.0

悪……夢……?
宇宙……誕生……秘話?

私のようなボンクラには、一度観ただけで理解できるような代物ではありませんでした。始まりから終わりまで、私はポカンと口を開けていました。マスク着用義務があって良
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デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

3.5

クローネンバーグ監督デビュー作。粗削りながらも、クロ監督特有の空気感はとても良い。ローションをぶちまけたヨギボーの上に立っているような、と言ったらわかりやすいだろうか。わかりにくいな。
小ぶりながらヌ
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死霊のはらわた(2013年製作の映画)

3.5

すべてエリックのせい😂😂😂

ごぞんじ伝説の映画『死霊のはらわた』のリメイク作品。コメディ要素を徹底的に排除し、純粋なスプラッタームービーとして仕上げたことは大いに評価したい。洗練されたゴアは本家を上
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

4.0

驚いた。あんまり怖くない笑。
だが、素晴らしい作品であることは変わりない。。

なぜなら『死霊のはらわた』は低予算映画のバイブルだから。
脚本や芝居、カメラワークなど数々のアイデアでこれほどすごいもの
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

4.0

「怪異+ヒトコワ+スプラッター+タランティーノ」
Jホラーのテロリスト佐々木勝己監督によるエクストリームホラー爆誕!

噂には聞いていたが、それに違わぬぶっ飛んだホラーだった。事故物件、カルト教団、心
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ブレインデッド(1992年製作の映画)

4.0

かつてこんなに汚物まみれで美しいキスがあっただろうか。

【注意:レビュー無駄に長いです】

みなさん少し思い違いをしているかもしれないが、『ブレインデッド』のジャンルは“ラブコメ”である。

簡単に
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デストイレ(2018年製作の映画)

2.5

ベトナム戦争帰還兵の苦しみを描いた作品。

ちがうかー😊

まあ、スタッフが楽しんでることは伝わった。

たった54分の映画なのに、途中休憩入れるとか正気じゃない。あ、トイレタイムか。トイレつながりの
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.5

人間の都合で自然の摂理に逆らったとて、ユートピアを手にすることはできないという示唆に富んだ映画。
人類が脅威にさらされてるいま、再上映することに、大いなる意義があるのだろうな。

エターナルズたちが感
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ピラニア リターンズ(2012年製作の映画)

2.0

2作目が難しいのはじゅうぶん知ってるけど……こんなに劣化することある?

予算が足りなかったの? 犠牲者の数はぜんぜん少ないし、ピラニアの活躍もほとんどなし。スペクタクル感ゼロ。

監督は前作観てるの
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

4.0

最大の見どころは生き地獄!襲われた人たちは皮と肉を食われただけ。だから生きている。下半身が骨になっても生きている。想像を絶する苦しみ。まさに地獄!

どうせB級なんでしょ? とたかをくくっていたがとん
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アホカリプス(2018年製作の映画)

3.0

あーしょうもない映画だった。
まあ想像通りだったけど。

アイスホッケーチームが、街にあふれたゾンビから逃げようと右往左往する話。

ホントにそれだけの話。

私ら世代にはちょっとだけ既視感がある。そ
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LOUD(2022年製作の映画)

4.0

なにこの狂った映画。凄いとしか言いようがないよこれ。

タイトルの意味は[うるさい]
文字通り劇中に流れる赤ん坊の泣き声と母親の叫び、アイドルの歌、悲鳴、すべてが大音量で耳に突き刺さる。本当にうるさい
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夏バテ女(2022年製作の映画)

3.5

耳をつんざく蝉の声と、白トビでビッカビカの映像から夏がビンビン伝わってくる! 暑い!
「夏の恐ろしさを外国人に伝えたかった」との監督の思いは成功したのだろうか。夏の外国人観光客が減っても困るが。

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ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄(2015年製作の映画)

3.0

ニコ マトモ オデ カナシイ
(´;ω;`)

ハロウィンの夜、手をつないでいた息子が突然消えた。いったいどこへ……。そして一年後、息子を探す父は気づく。ハロウィンの夜にいなくなった子どもだけは行方知
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震える舌(1980年製作の映画)

3.5

病に苦しむ幼き子のドキュメントか?
家族の愛と崩壊の物語か?

破傷風の恐ろしさを描いた社会派の作品。
おそらく野村監督は、実際にあった出来事をモチーフにしているのだろう。幼い子どもとその家族に訪れた
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

『カメラを止めるな』を紐解くまでもなく、邦画のインディーズ系はときどき超絶ヒット作を出してくるので油断がならない。本作もまさにそれ。最初っから最後まで、本当に楽しませてもらった。

物語は、ある一週間
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パーフェクト・トラップ(2012年製作の映画)

3.0

サイコ野郎が持てる技術を惜しげもなく使い倒して、虐殺を繰り広げるスプラッター。

冒頭、いきなり大虐殺が始まりワクワクしたー。虐殺マシーンの仕掛けがかっこいい。
その後、串刺しや人爆弾、顎フック、アイ
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.5

穢は呪。呪いは続く……。

ある怪談のルーツを探っていくうちに、ずぶずぶと深みにはまり逃れられなくなってゆく恐怖。物件ホラーと思わせておいて、呪いとはなにか? を壮大なスケールで描く。

市井の体験者
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ブラックシープ(2006年製作の映画)

3.0

昨日観た『LAMB』と羊つながりで。

世の中にはいい羊と悪い羊がいる。
いい羊は穏やかな性格で草を食べる。
悪い羊は遺伝子操作で凶暴になり人の肉を食う。

世の中にはいい羊人間と悪い羊人間がいる。
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

最初っから最後まで、理解できない……。
だが、それがいい。大好き。

内容は理解不能なので、好きなところを挙げてゆく。なんだ、いつも通りじゃないか。

途中まで羊っ子の姿は顔しか見えない(羊である)。
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.0

目が覚めたら死に直面していた。そんな話。
考察せよとのお題が出されたので試みたのだが……わかんね😂

あえて、マジむりやり言うなら、胎児の視点かな。奈落の底はお腹の外。

いかがでしょう😊

パラサイト・クリーチャーズ(2013年製作の映画)

3.5

血塗れの氷河を眼下に飛び去るヘリコプター。
運ばれるのは心身ともに傷ついた者たちと、新しい命が、ひとつ……。

ラストは最高。

まあ、『遊星からの物体X』『エイリアン』を駄菓子レベルにした作品ではあ
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