雪崩の作品情報・感想・評価

『雪崩』に投稿された感想・評価

後年の「驟雨」に似た題材が既にここに。そしてヒッチコック「断崖」の様なスリリングな夫婦サスペンス。成瀬巳喜男監督は、新生東宝の看板女優千葉早智子と結婚した同年に心情を吐露したのか?許婚江戸川蘭子があ…

>>続きを読む
Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1930年代映画:小説実写映画化:東宝〗
1937年製作で、大佛次郎の小説を実写映画化らしい⁉️

2023年1,884本目

世間を知り尽くした金持ちの父親とダメなどら息子。許嫁がいたにも関わらず一目惚れした相手と駆け落ちして結婚するもすぐに破綻。調停に乗り出す父親と薄っぺらい知識を繰り出し時代の違いを楯に反発する息子。未…

>>続きを読む
Taul

Taulの感想・評価

2.0
『雪崩』(1937)大佛次郎の同名小説が原作。成瀬の得意な三角関係のクズ男。長台詞や紗をかけるなど変わった演出が多い。成瀬の戦前は時に思い切った演出を取り入れることもあった。

2012年11月鑑賞
成瀬映画の男は本当クズが多い。金持ちボンボン五郎に翻弄される妻と幼馴染みの女。あんな男のどこがいいんだかなぁ。

五郎と弥生が心情を吐露する際に斜が掛かったような表現になるのが面白い。

成瀬巳喜男監督、黒澤明助監督作品。

タイトルの通り、雪崩のような人間の立ち位置、関係を描いている。

弥生と婚約関係にあった日下五郎だが、親の方針では無く、自身の想いを優先し、蕗子と駆け落ちする。…

>>続きを読む
iori

ioriの感想・評価

4.0

数年ぶり2回目の鑑賞。三角関係で男がクズのパターン。何が起こるという訳ではないのだけど、この観ていてモヤモヤするような感じが好み。
霧立のぼる、美しいなと思ってみていたら人情紙風船にも出演されてまし…

>>続きを読む
mmk

mmkの感想・評価

3.3

ひっどい主人公だけど、そう考えてしまうのもわかっちゃう、中身の伴っていない紙ペらの知識で頭がいっぱいになって、「これが正しい」と思い込んでしまうのは誰にだってある経験なのでは。
またお父さんのお説教…

>>続きを読む

ゴタゴタ理屈をこねて自らの不倫を正当化しようとする男は、数ある成瀬映画のクズ男の中でもベスト3には入るクソっぷり。その反面で、夫の不倫に感づいていながらも、なお夫を信じようとする妻は、一見意思薄弱で…

>>続きを読む
mira

miraの感想・評価

3.0
三角関係の話のくせに、その三者間のやりとりがそこまででもないのだけど、お父さん(義理)を訪問するシーンの切り返しのエロさ!このいかがわしさを追求できればすごい映画になったはず。
>|

あなたにおすすめの記事