「私なんか産まなきゃ良かったのに…。」で始まるこの作品、最初シーンから安価な作りだなと思いきや、作品に対しての思いは強く、心に沁みる作品でした。
少女のころ、日々シングルマザーの母親から激しい虐待…
ヤバい。
この人、脚本も演出も。老人ホームをちゃんと取材したのかしら?
食べさせてもらう老人が普通のいすに座ってるとか、何度も首絞める介護士を担当にしたままにするとか。介護士の自宅につれて帰っちゃう…
よかったと思う。
後半涙と鼻水が止まらないくらい感情が揺さぶられた。
認知症は、その人の人生の節々を切り取って突然姿を現すということや、虐待の負の連鎖、色々考えさせられた。
しかし、一説によると…
虐待というテーマと親の介護を結びつけて、血のつながった母華絵と子波子の複雑な関係を描写しています。
大隅くんが綺麗事ばかり言っているので、この人は幸せに育っていて、波子の痛みは分からないんだろうな…
前半苦しくて、救われそうになるけど救われないんだろうなと何故か救われないことを願い、結局良いように話がまとまってしまった、フィクションか、と残念に思うけど、景色の綺麗さや主人公の晴れやかな顔で、私が…
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