赤い雪 Red Snowの作品情報・感想・評価・動画配信

「赤い雪 Red Snow」に投稿された感想・評価

灰色や黄褐色の冬枯れの景色に覆われ、太陽の光が届かない閉ざされた世界。子どもが一人、神隠しにでも会ったかのように、道を曲がった先で突然と消えた。その場所の地面の色はまるで血に染まっているかのように赤い。実際には単にアスファルトの色が赤いだけなのかもしれないのだが。しかし、その場所はまるで心霊スポットのように気味が悪い。なんだがこれだけでも身震いしそうなのに、菜葉菜が演じた女性も佐藤浩市が演じた男も、人のようでいて人ではないような、まるで鬼であるかのようにとてつもなく怖かった。

このレビューはネタバレを含みます

キャストがやたらと豪華だが、画面はひたすら暗い。

後味悪い事件で有名な「城丸くん事件」が下敷きになっている。
豪雪地帯のシーンでの永瀬正敏と菜葉菜の格闘シーンはさぞかし大変だったことでしょう。
めあり

めありの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます


弟の失踪事件を背負う兄と真相に迫るフリーライターの話。

昨今、行方不明事件や虐待事件が話題となっていることもあり、社会問題となっている2つのテーマが盛り込まれている点や、漆といった日本ならではの視点を入れている点に好感を持ちました。

重大な事件に則り、全体的に不気味さが漂う雰囲気に鳥肌が立ちます。菜葉菜の体当たりな怪演が見事でした。

海の上で漆を塗るシーン、大雪の中での撮影など、撮影にこだわっているのが分かります。

全員が被害者であり加害者だなと、視野を広げさせてもらいました。
30年前に失踪した弟。その真相を求めて暴走するお兄ちゃんが酷い目に遭う!

     ※ ※

漆職人、かずきくん。

かずきくんは子どものころ、さなえさんという、男の人とせくーすをする仕事をしている女の人のアパートに通っては、チョコボールを食べさせてもらったり、⚫️⚫️してもらったりと、至福の時を過ごす毎日でした。

かずきくんには、たくみくんという弟がいたのですが、ままんは、たくみくんばかり可愛がるので、おうちにいても面白くありません。

そういうわけで、かずきくんは、自分を大事にしてくれるさなえさんのところに入り浸りです。

さなえさんには、さゆりちゃんという娘がいたのですが、本当は男の子が欲しかったそうです。

なので、さゆりちゃんは日頃から、さなえさんからひどい虐待を受けているのでした。

アパートでお仕事をするときは、さゆりちゃんは邪魔なので、さなえさんが、押し入れにぶちこんでから、せくーすを始めるのです。

ある大雪の日、たくみくんが、さなえさんのアパートの前で行方不明になりました。

かずきくんは、ままんに言われて、たくみくんのあとをついていったのですが、たくみくんがアパートの方へ近くまで歩いていくところまでは確認したのですけどそれからどうなったか覚えていません。

たくみくんを失って発狂したままんはかずきくんをなじります。

さなえさんは警察に連れて行かれますが、黙秘を貫き通して無罪放免、どこかへと行方をくらましてしまいます。

あれから30年、仕事中のかずきくんのところに、こだちくんという、ルポライターがやってきます。かれは、さなえさんが、たくみくんを手にかけただけではなく、せくーす相手を焼き殺して、保険金放火殺人事件もやったはずだと、確信しています。もともと、こだちくんはこの保険金放火殺人事件を調べていて、たくみくん事件にぶち当たったのでした。

こだちくんは、さゆりちゃんの居所がわかった!彼女は、押し入れの奥から、過去に、さなえさんのやったことをすべて見ているはずだ、一緒に会いに行こう、と誘います。

さゆりちゃんは、近くの島の旅館の下働きをしているそうです。

二人は真相を求めて、島に渡るのですが、
そこで恐ろしい事実に直面するのでした……。

     ※ ※

どうやら、かつて、世間を騒がした、城丸くん事件、ごうけんくん事件、かなえちゃんの婚活詐欺連続殺人事件を下地にしたものと推察します。

下手人と思われる容疑者がみんな女で北国関係者だったりするんですね、これが。

その、北国のグレーな陰鬱な風景に、毒々しい染料の赤い血の色。

かつてレビューを上げた
「私の男」
「ミスミソウ」
にも似通った、イメージと暗いストーリーが展開されます。

作品を、かなりな豪華キャスト陣と、豪華ミュージシャンが担当していて、カドカワが甲斐さんという新鋭監督にどれだけ期待をかけているかという意気込みが感じさせる力作のようです。

ただ、意気込みはともかく、この映画、元手を回収できたのでしょうか、映画の内容より、むしろ、そっちの方が気になる。

とても気になる。

かなり、人件費がかかってそうだし、

だって、佐藤浩市に尻丸出しでせくーすをさせてるんですよー。

半端なギャラではできないよね>尻丸出し

児童失踪殺人事件ネタは凄く暗くて客は限定されそうだし、

小百合ちゃん役の子役の心的トラウマも心配だし、

そんなに刺さる脚本でもなかったし、

当時の興行収入ランキングにはかすってもないし、

心配になって何かと気を回してしまう、だすちーなのでした。
POP

POPの感想・評価

1.3
複雑怪奇でしょーって耳元で言われてる感じ。
途中菜葉菜が未だに母親とつるんで悪いことしてるのかなーと思いそうになって、そっちの話にしたらよかったのにね。
あや

あやの感想・評価

3.0
静かな映像が多い
寡黙な人が
感情を出す瞬間が
印象的だった
説明的な長台詞やナレーションに頼らないのはいいが、けっきょく真相がわからなかった。
こういうイメージ中心のような作品は、私は共感しにくい。

役者陣の演技力は凄い。永瀬正敏は、こういう役はピッタリ。佐藤浩市のクズ親父(ジジィ)っぷりも吹っ切れている。
こだわった映像表現で刺さる人には刺さるんだろうけど、離島や雪に閉ざされた閉塞感とかはわかりやすかったし、そこからのラストもわかる気がするし、
個人的にはイヤミスでさえなくて、ありふれた落とし所に思えた。

記憶がなんちゃらってのも、「追憶」とか「三度目の殺人」とか大衆向け作品や、WOWOWの2時間ドラマでよくありそうなテーマだし、クズ人間の置き方も典型的すぎるわりに、
暴力や虐待、性的なシーンはぬるくて、実際には殴らないのねとか、少女時代にあったであろう性暴力を初めて受けるシーンはないのねとか、リアル風なのにめちゃめちゃ配慮された、めちゃポリコレ大衆迎合な映像だった。

もちろん、そんな嫌なシーン見たくないし、演者の負担もあるし、キレイキレイな世界は大好きなので全然構わないけど、
これで人間の闇や暗部、描いてますってスタンスで来られるとうーんってなる。

あと、実際の事件をモチーフにって、モチーフって言えば何やってもいいわけではないし、そこに法や裁判、社会制度の批評的視点があるわけでもなく、社会科学分野リテラシーの低い人たちの内向けアート風作品だった。
mck

mckの感想・評価

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ん??

と思ってる間におわた

井浦さん拝めたからいいか…
「夕陽のあと」に続いて観た。こちらも島(離島)が舞台だが、四方を海に閉ざされた島が、閉じ込められた記憶のメタファーになっている。
しかし、最近の子供を題材にした映画には、ほんとうに救いのないものが多すぎる。“イヤミス”流行のせいなのか、社会状況のせいなのか。ともかく、どこかで舵を切りなおさないと、アニメだけでは救いが足りないよ。
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