赤い雪 Red Snowの作品情報・感想・評価

赤い雪 Red Snow2019年製作の映画)

上映日:2019年02月

製作国:

上映時間:106分

あらすじ

「赤い雪 Red Snow」に投稿された感想・評価

ピピン

ピピンの感想・評価

1.0

このレビューはネタバレを含みます

これは駄目。
人間を何一つ描かず、上っ面だけのストーリーをパズル状にして少し難しそうな雰囲気を出しただけのポンコツ作品。

ほんと中身が何にも無く、しかも結構ご都合主義。

大体何故事件が迷宮入りしたのかさっぱりわからない。こんな有りがちな事件を警察が解明出来ないわけが無く、この作品自体が成立しないと思う。

井浦新は狂言回しでしか無く、居なくても良い役だ。

監督の話だと人間の記憶の曖昧さを描きたかったらしいが、そんな作品には全くなって無い。百歩譲っても「記憶喪失」の話で「記憶違い」の話にはなっていない。

それで最後に出てくるものが「自分より母に可愛いがられる弟への嫉妬」って何の工夫もない理由とは…

犯人の母と被害者の母の人間像にもっと焦点を当てれば見応えがある作品になったかもしれない。

監督としての才能と脚本家としての才能は全く別物。
少なくとも脚本はやめた方が良い。
Tirol

Tirolの感想・評価

-
豪華出演者なのに初監督作品と聞いてびっくり。監督アートへのこだわりが凄い。

この記憶もまた曖昧になるんだろうなあ。
mura

muraの感想・評価

4.0
湯布院映画祭にて。監督の甲斐さやか、主演の菜葉菜らをゲストに迎えて。来年の公開だからこれが感想第1号かと思っていたら2号になった(笑)

はじめて聞くこの甲斐さやかという監督のもとに(長編初監督作品)、佐藤浩市に永瀬正敏、井浦新に夏川結衣と、結構な役者が集い、主役には瀬々敬久作品の印象が強い菜葉菜をすえて…いや、なんで?…と思ったら、プロデューサーの強い思いによるのか。こういう映画づくりは嫌いじゃない。

いやぁ、アートだなと。映像に音に。初っぱなから「これは何?」と思わせる映像。そしてきつい音。引きこまれた。

雪のなか、神隠しのようにいなくなった弟。失踪したところにはアパートが。そこには素性の知れない母と子が住んでいて。11年後、その母子と一緒に暮らしていた男が焼死。焼けた家からは子供の白骨遺体が。数十年後、ふたつの事件を結びつけ、真相を探ろうとする記者があらわれる。そしてその子が生きていることを兄に告げる。兄は彼女に会い、数十年前の記憶をたどろうと決意する…

シンポジウムで話を聞くとどうしてもそれに引っ張られてしまうけど…監督は「曖昧な記憶」を描こうとしたとのこと。だから「アート」となるのか。

シンポジウムでもその点をめぐって観客の賛否が別れる。確かに抽象的なシーンは多いけど、ストーリーは決してわかりにくくはない。むしろ段々と説明が過ぎていったような…

でも、この作品のチャレンジは嫌いじゃない。次も楽しみ。

それにしても、永瀬正敏も佐藤浩市もシワが深い。濃い。それだけでも一見の価値あり。