新たなる兄弟姉妹史のプロローグ。これから動き出すっていう感じがたまらなくいい。各々の選択が良かろうが悪かろうがそれを評価するのではなく尊重する首尾一貫した態度表明。「ここで闘わないと一生闘えないぞ」…
>>続きを読む82分という短い時間で、仕事・結婚などの取捨選択や何の為に生きてきたかの結果が、ミクロな人間関係の中で凝縮されてて素晴らしかった。
言葉では説明できない家族の可能性や繋がりはいつまでも信じていたい。…
いやー、これはすごい。冒頭から張り詰める緊張の糸。それでいて映画は主に田舎の食堂を舞台にゆっくりと進んでいく。役者の台詞のひとつひとつは完璧なタイミングで発せられていて、たとえば「べつに」なんていう…
>>続きを読むタイトルが気になって。
Tokyo New Cinema
【おせっかい】
結局このすれ違いは財産(金、土地建物、先代から継承してきた技能知)に対する考え方の違いなんだと思う。主人公はそうした…
久しぶりにお花を部屋に飾った。背の高いガラスのベースには直線的な菖蒲とうねうねとのびているニゲラを挿して、赤と緑のマーブル柄の陶器にはスカシユリと、短く切ったニゲラも少し加えた。自分ひとりではきっと…
>>続きを読む「使えないものは切り捨てる」と教え込まれてきた主人公は自分の価値を証明する為に、仕事にも家族にも正しさを求めてしまう。その正しさから生じる孤独と向き合い、再生するまでの物語。
実家は手打ちうどんか…
たかが家族、されど家族、めんどくさいけれど愛おしい、そんな家族の不器用で優しい再生の物語。
できないやつは切り捨てる、思ったことははっきり言う個人主義な遥風、どこか頑固な兄、家にしがみつく弟、どこか…
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