彼らの恋愛の物語というより、
ファシズムや共産主義に揺れた時代のイタリア社会の価値観が、印象的だった。
この作品の裁判シーンを見ていると、
同性愛を恋愛の一形態ではなく、
カルト教団の洗脳のごとく…
エットレの変わりゆく様が痛々しく怒りを覚える
アルドにとってのエットレと、エットレにとってのアルドの存在は全く違う
“想い”は同じだったとしても
二人はその後、会うことはなかったという
ジョヴァン…
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2024/3/8 新文芸坐で「パトリシアハイスミスとその時代」特集にて鑑賞。物語の舞台は1960年代、イタリア。パンフレットにはこう書いてある『我が国には同性愛者はいない、ゆえに法律もない。ムッソリ…
>>続きを読む◎蟻が運ぶプラトン愛を破壊する母性と国家権力
いずれも実話に基づく、同性愛者への国家権力を含む社会からの抑圧を扱ったヨーロッパ映画が、2023年11月から翌年2月にかけて公開された。
2023.…
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はじめて聞いた"教唆罪"という罪があるのか。
因みに映画の題材になったアルド・ブライバンディ氏は実在でブライバンディ氏が劇作家として、また同時に蟻の生態学者でもあったため、大学で教鞭をとりながら、…
凄い映画だった。彼らの身内になって裁判を傍聴している気分になった。怒りで涙が出てきた。観てよかった…。
ブライバンディ事件のことを知れてよかった。知るべきだった。この映画がもっと広まったらいいのに…
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