蟻の王に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『蟻の王』に投稿された感想・評価

彼らの恋愛の物語というより、
ファシズムや共産主義に揺れた時代のイタリア社会の価値観が、印象的だった。

この作品の裁判シーンを見ていると、
同性愛を恋愛の一形態ではなく、
カルト教団の洗脳のごとく…

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mume
4.5

エットレの変わりゆく様が痛々しく怒りを覚える
アルドにとってのエットレと、エットレにとってのアルドの存在は全く違う
“想い”は同じだったとしても

二人はその後、会うことはなかったという
ジョヴァン…

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罪人などいないのだから
夕日に照らされてきらきらとふる雨がきれいだった
kuro
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2024/3/8 新文芸坐で「パトリシアハイスミスとその時代」特集にて鑑賞。物語の舞台は1960年代、イタリア。パンフレットにはこう書いてある『我が国には同性愛者はいない、ゆえに法律もない。ムッソリ…

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◎蟻が運ぶプラトン愛を破壊する母性と国家権力

いずれも実話に基づく、同性愛者への国家権力を含む社会からの抑圧を扱ったヨーロッパ映画が、2023年11月から翌年2月にかけて公開された。

2023.…

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芋
4.2
ホモフォビアを隠すために教唆罪を適用しているという指摘、凄い納得する。他にも示唆に富んだ言葉が沢山あって良かった。
まき
4.5
途中うとうとしてしまったけど、なんかとんでもなく美しかったのでもう一回ちゃんと観たいな。あの天気雨、偶然?

このレビューはネタバレを含みます

はじめて聞いた"教唆罪"という罪があるのか。

因みに映画の題材になったアルド・ブライバンディ氏は実在でブライバンディ氏が劇作家として、また同時に蟻の生態学者でもあったため、大学で教鞭をとりながら、…

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素晴らしかった。絵作りのセンスも素晴らしく、話の内容も深く胸に響いた。劇場公開していただき、本当にありがたい。
もう二、三回は劇場で見たい。
「ありがとう、誇りだけは忘れないでね」
4.7

凄い映画だった。彼らの身内になって裁判を傍聴している気分になった。怒りで涙が出てきた。観てよかった…。

ブライバンディ事件のことを知れてよかった。知るべきだった。この映画がもっと広まったらいいのに…

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