エットレの「治療」は人格破壊ではないか
新聞記者がこの裁判において世論を動かす大事なポジションを担っているのかと思いきや、あまりそこにフォーカスされず
個々の内面に深く迫るというよりも、同性愛者に対…
エトッレとの出会いは2分半の長回し
兄とは対立し、弟は女王蟻を見つける
飛べない人間からしたら、羽を失いのは自由を失うようにも思える
ブクブクと腹を膨らませ巨大化し巣の中でさえ歩く事さえ出来ない女…
これが男女の話なら“教唆”なんて言葉は出てこなかった。
この時代からも同性愛についての認識は変わってきていると思うけど、また数十年後には、同性だと結婚出来なかった時代があったんだ…なんて言っている…
兄弟間の嫉妬と同性愛、無知から生まれる恐怖、教会と家族の抑圧性、当時一世を風靡した実存主義、人権より秩序を優先する国際共産主義等を要素に1960年代後半の、イタリアを描く。恋愛という要素は画面では強…
>>続きを読む思ったほどだった。
というのも、ひとつは今作の構図として前半は、アルドとエットレの成り行きを描いているが、後半は記者が主人公となり記者の目線からアルドを批判する世間と裁判の模様を描いている。
だから…
アルドとエットレの再会シーン、
純粋な愛がそこにはあったよね。
魂で惹かれ合っているのがよくわかる
素敵なシーンで涙が溢れました。
物理的な距離(監獄と病院)では、
ふたりの心は引き離せなかったん…
序盤のシーンでラッセル・クロウなどが主演した「ある少年の告白」を連想しました。この時代の同性愛は矯正できるものとされ、その治療方法も電気ショックや悪魔祓いのような稚拙なものばかりで愕然とします。欧…
>>続きを読む1人静かに観る作品だったな
哲学者のアルドと若く誠実な青年エットレ
いまだに偏見を持たれる同性愛者
この時代は、治療か自殺
そんな考えの人が大多数で
生き地獄だったんだろな
でもお互いが愛し合…
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