ドイツにおいて同性愛を禁じる刑法175条によって迫害を受けた人のうち、特にナチスによる迫害を受けた当事者に戦後50年を経てインタビューしたドキュメンタリー。
1999年製作、日本公開は2024年。
…
昨年観た「大いなる自由」が公開された際に、本作の特別公開があったのですが、タイミングが合わず…今回レビューワー仲間の方からK’s cinemaさんで上映があると聞き、観てきました。
.
体験者の証言…
「ナチス政権下の同性愛者の証言」と一口に言っても、その内容は様々だ。
同性愛者の聖地だったという1920年代のベルリンの様子や、どんな相手と恋をし愛を交わしたかを語る証言者の姿からは、やや軽薄に感…
Was die Opfer dem Geschichtsforscher erzaehlt hatten waren grausam. Sie haben nicht als Menschen ge…
>>続きを読む僕が「刑法175条」という法律の存在を知ったのは、少し前に観た映画『大いなる自由』でのことだった。驚いた。ドイツでは長らく「男性の同性愛」が刑事犯罪だったからだ。1871年、ナチスによって制定された…
>>続きを読む1999年制作のドキュメンタリー。証言した人たちが今はもう故人だ。それだけでも貴重だが、実際に話す内容、話しているうちに恐怖の記憶がよみがえる様子、この人たちにとっても忘れたくても忘れられないこと、…
>>続きを読むオピニオンコメントを寄せました→ https://x.com/tal0408mi/status/1775837183922082169?s=46&t=v6aosQKz91EpFby-fXkyUw
>>続きを読む“Paragraph 175”
同性愛が違法とされ強制収容所へ送られた生存者を撮るドキュメンタリー。
東西ドイツで戦後も残った同法になお傷つき涙する姿に、犠牲の途方もなさが想像される。公然の秘密…
差別や迫害、虐殺の記憶は、絶対に忘れられてはいけない事だけど、
語ることには大きな苦痛が伴うため、多くは語られることがない。
そこ語りの一言一言や、言葉の間にある苦しみを聞き逃してはいけない。絶対…
つらい経験を語ってくれたことに本当に頭が下がる。
こうやって話してくれる人がいるから知ることができる。語ることを拒んだ人がいることも当然で、きっとこれもほんの一部で、語られなかった奥底にあるものは彼…