もう少しホラー要素があるのかと思ったら皆無で拍子抜けしました！
タイトルの回収、および主人公の秘密が分かった時はおお〜となりましたが、展開も途中から読めてしまったり、もう少しひねりやスリルがあった…
広告ではホラー作品のように売っていますが、じつは本格宮廷ミステリー。
「暗くなるまで待って」など、細々としかし脈々とある「盲目ミステリー」というジャンルの中での新しいアイデアが素晴らしい。
あと…
盲目の鍼医の目線から描く、仁祖と昭顕世子の、ある一夜の話。
仁祖といえば、叔父の光海君をクーデターで追いやり、即位した王。
自身が側室の血筋なのもあって、権力欲や疑心暗鬼に苛まれていたんだろうね。…
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