日々の欲望に流され、ぼんやりと生きる己の道と薄暗い底へと転がり続けるステイシー・キーチが重なり、その「何者にもなれなかった」思いを書き綴った、映画ZINE『ORGASM・10』が発売になりました。他…
>>続きを読む典型的なボクシング映画だが、他に比べて若干中途半端な感じがする。
別にすごくローカルな感じで、特に全国的な名声や栄光を手にする話ではないが、そこが悪いわけではなく、二人の主人公なのに一人分の重みし…
ボクシングの勝敗と人生そのものの勝敗の浮かび上がってくる対比が哀愁を纏ったアメリカンニューシネマと完璧にマッチする。総じてブルージーな雰囲気が全体を占めており、男の弱さに誠実に向き合って、思うように…
>>続きを読むジョン・ヒューストンの72年作。
ボクシングの試合がメインでないボクサーの映画。ステイシー・キーチ演じる落ちぶれたボクサーの哀愁がすごい映画。30歳手前?そんな若者に見えない哀愁ぶり。哀愁のある音楽…
ボクシング映画と聞いたのに、ここでは勝ちと負けに本質的な差がない。高揚感と無縁の諦念。絶望にさえ辿り着けない足踏み感。そんな中で甘えて拗ねて、突然奮起してそれでも流されて、来る日来る日をやり過ごす。…
>>続きを読むあんまり映画観てて鬱な気持ちになることってないんだけど、これはトラウマ級に応えた
名作だと思うが当分観たくない
ラストの悟りからの無言の気まずさ...ゲー吐きそうになる...
このまま何も成し…
『ケイコ〜』が全然響かなかったのでマイベストボクシング映画を丁度4年ぶりに再見。この映画に描き込まれた人間の痕跡が心から好きだ。ボクシングシーンと同じくらい落ちぶれたステイシー・キーチの労働とバーで…
>>続きを読むリングに上がっている場面よりもバーカウンターや丸テーブルでボクサーが項垂れているショットの方が多いズタズタ男達のニューシネマ。
勝っても負けても失った時間は返ってこない。
「人生を変える瞬間」は1フ…