夫から逃げ子連れで工員寮に身を寄せたユリと、寮長のマリ。寮は家であるべきだとマリは言うが、果たして女性がいる場所=家なのだろうか。或いは、夫不在の家は家といえないのだろうか。モンゴルへ移住しようとす…
>>続きを読む工場の女子寮長を務めながら封建的な旦那にネチネチ詰められるバリキャリ女性、アル中の旦那から娘を連れて逃げてきた女子工員を匿うが──メーサーロシュ監督、シスターフッド的女性の連帯を描いた上で、男らしさ…
>>続きを読む原題『Ők ketten』 (1977)
監督 : メーサーロシュ・マールタ
脚本 : コーローディ・イルディコー、バラージュ・ヨージェフ
撮影 : ケンデ・ヤーノシュ
編集 : エヴァ・カルメン…
対話の撮り方が成瀬巳喜男っぽい
ユリの夫とマリがユリの家で対話するところが特に良かった。マリが帰った後に酒を瓶に戻すから夫がちゃんと立ち直ったと思わせておいての酔い潰れのシーンがすぐ来るので笑って…
音楽良い。70年代東映っぽさある。シリアスドラマだけど基本は俗の極みでもある、という感じになるね。ダンスパーティー時のハンガリーディスコファンクみたいなのも何気に良い。「ドント・クライ・プリティ・ガ…
>>続きを読むメーサーロシュマールタ4本目。
『アダプション』からたった2年でここまで男性嫌悪が加速するのかと驚いた。ベルリンやカンヌでの受賞の裏で業界もしくは大衆の男性から「女だから」とか「女のくせに」と辛い思…
トリュフォーっぽい百合でシャワーシーンとかあざといとは思いつつグッときてしまう。こんな感傷的なのに湿っぽくなりすぎないのすごいし場面転換速くて良かった。クローズアップのリズムとか、簡単に切り返しにい…
>>続きを読むこれでサブスク未解禁の「日記」以外、日本で公開済みのメーサーロシュ作品は全部観た(2本映画館で、3本サブスクで)。
マリナ・ヴラディとモノリ・リリのダブル主演の作品で、工場の女性寮の寮長がヴラディ…
© National Film Institute Hungary - Film Archive