A Human Position
青くて、物悲しいノルウェーの長い夏。 うっとりするような静けさの中、パステルカラーに包まれた港町の丘をゆっくりと登って振り返るアスタ。 新聞社に勤める彼女は、地元のホッケーチーム、アールヌーボー建築を保存するための小さなデモやクルーズ船の景気など地元の人々を取材しニュースにする。 彼女の支えとなるガールフレンドのライヴは、デザインチェアを修復し、キーボードを演奏し、作曲をする。 子猫が歩きまわる…
青くて、物悲しいノルウェーの長い夏。 うっとりするような静けさの中、パステルカラーに包まれた港町の丘をゆっくりと登って振り返るアスタ。 新聞社に勤める彼女は、地元のホッケーチーム、アールヌーボー建築を保存するための小さなデモやクルーズ船の景気など地元の人々を取材しニュースにする。 彼女の支えとなるガールフレンドのライヴは、デザインチェアを修復し、キーボードを演奏し、作曲をする。 子猫が歩きまわる家で、料理を作ったり、古い映画を観たり、ボードゲームを楽しんだりと二人は穏やかな時間を過ごしている。 ある日、アスタは 10 年間ノルウェーに住み、働いてきた難民のアスランが強制送還されたという記事を目にする。 その事件を調べて行くにつれ、アスタは自身を覆っていた無気力感を払拭し、仕事とプライベートの両方で自分が求める”心の居場所”を次第に見出していく...。
眠かった〜、あまりにも静か
最後の歌のプレゼントと、椅子のプレゼントは良かった 居場所を作るってこと?
この国のどこが好き?
私は文句言える立場じゃないけど、この暮らしを守るために戦うことは必要
子…
特段ストーリーは語られることがなく、大きな出来事も特に描かれはしない。しかしながら、同じ場所から違う画角で撮影しているのだろうか、私たちが見ている彼女たちの世界は段々と鮮明になっていく。
バロッ…
美しい風景も、歩いてみればこうも険しい。表層からは読み取ることの難しい問題が、その人にも、その場所にもあって、そういう目には見えない、声としては聞こえない、やわらかな弾圧と抑制される多くの人生が、白…
>>続きを読む素敵な北欧インテリアが続々出てきて眼福だったが、福祉が充実し幸せな国と思えるノルウェーでも社会の変化は若者たちを不安へと。安住の場所の椅子は全ての人のものではなく。
冒頭で海を見下ろすのは尾道を彷…
ノルウェーの素敵な映像と音楽は、それだけで心地よい。
そのおかげで、自国の難民問題に気づく新聞記者というメインテーマが薄くなってしまった感もありました。
ただ、難民の存在自体をほとんど認めていな…
© Vesterhavet 2022
広告をご覧いただくと引き続きご利用いただけます。