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ソフト/クワイエットのsymaxのレビュー・感想・評価

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)
3.8
"最初の会合にふさわしいパイにしたの…感謝の気持ちよ"
"コレってカギ十字…"
"単なるおふざけよ…"

教会の二階で行われている会合は、仲の良い友人同士のティーパーティのように見える…日頃の鬱憤を晴らすメンバー達…牧師は会の主催者であるエミリーに言う…"通報しないから、今直ぐ出て行って欲しい…"

その会合"アーリア人団結を目指す娘達"のメンバーは二次会に向かう途中、メンバーの一人キムが営む雑貨店に立ち寄る…そこにアジア系の客が入店して来た事でその場の空気が一変する…

ゾンビや悪霊、悪魔が出る訳では無く、ただ鬱憤が溜まったごく普通の女性たち…但し、彼女たちはゴリゴリの白人至上主義者…が出ているだけなのに、コレだけ怖い…コレだけ胸糞になるとは…

殆ど詳細を知らない状態で鑑賞…始まって直ぐにブラムハウス印である事を知り、今作がホラーである事を確信…ワンショット・リアルタイムで、それこそ転がり落ちていく様をその場で見ているかのようにリアルに感じ、観客も演者と共に闇に堕ちて行くのです…
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