なにがなにやらさっぱりわからず、とっかかりもなくて、いったいどうして欲しいのだ、と考えあぐねてしまう。いったいなにがしたいんだ、そうだ、これって、冒頭に、良治が咲に投げ付けた言葉だった。咲は「旅館を…
>>続きを読む奈良の山奥の小さな村。かつては栄えたが今は古い建物も痛んできているのが映像でよく分かる。山には毎日のように霧が立ち、水が湧き、木が育つ。そういう場所で暮らす人達を少女の目を通して見つめている。本当に…
>>続きを読む幻想的な映画だった
あの世とこの世が混在したような怖さも感じた
奈良県川上村
山も川も綺麗だけど、過疎化が進んでる
美しい風景と対照的に、家の中の映像が暗くて、老眼の目では全く見えない場面も…
…
奈良の山々に囲まれた小さな集落に暮らす少女と、彼女を取り巻く環境の【変化】を描いた物語。
脚本・監督を務めた村瀬大智氏は初商業作品とのこと。エグゼクティブプロデューサー・河瀬直美監督の作風を彷彿と…
夢か現実か。
思いの外、幻想的で豊かな画面でした。
奈良の旅館街。
かつては栄えていた街は今では閑散とし、訪れる人もまばら。
そこで旅館を営む母娘と祖父。
12歳の娘を通して見たかつての旅館街の風…
肌に刺さる風の冷たさ
使ってない部屋の埃っぽい匂い
縁側に寝転んだ時の心休まる感じ
田舎で暮らしている父母、ばあちゃんと都会にでてきてしまっている自分
どうってことない、どうしようもないことを想っ…
淵は流れが淀んでいて、深くて、そこには魚が出たり入ったりするところ。重兄はヤマメを釣りながらそんなことを言っていたが、朝日館はまさに「淵」だったのかな。重兄は釣られてしまったのか、イヒカもいずれ泳ぎ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
奈良国際映画祭の作品であると言わんばかりの出だしの森、はさておき、その先でぐっと掴まれる。監督は若いが、映画への愛情と技術に溢れている。遮断された音と主人公イヒカの心情がシンクロしている。
テーマ…
©2023“霧の淵”Nara International Film Festiva