随分と地味な作品でしたね。
細かい殺し屋のディティールは良かったですが
失敗した事で起こった事の復讐で優秀な殺し屋だと見せるのが矛盾というか違和感を感じるし、殺し屋としてのプライドが無いように感じま…
淡々と静かに物語が進んでいくので、特に大きな展開もないのでかなり単調ではあるけど、この不穏な空気はフィンチャーらしくて良い。
ただ語り口調が多く基本的に話し言葉も少ないため、眠くなるのもわかる。無駄…
夏の夜にちょうどよかった映画。
繰り返し用いられるセリフや、画面に映る細かな雰囲気がマットな質感を与える。
派手さやカタルシスはあまりない。ストーリーもなかなか同情し難く、奥行きもそこまで感じら…
暗殺者というアクション寄りの題材ながら、あのダークでハードボイルドな空気感を描き切っているのがさすがデヴィッドフィンチャー。陰影の使い方や無機質な演出が冷たい感じを作り出していた。
ただ物語の途中…
孤独な夜のパリで、暗殺に失敗した主人公。
帰宅すると恋人が重傷、雇い主から命を狙われながら関係者を一人ずつ闇に葬っていく。
実行するのは一瞬で、準備や張り込みが長く退屈との戦いは避けられない殺し屋稼…