ジメっとした日本特有の田舎描写とヌーヴェルヴァーグ的男女トリオ要素がベストマッチ。
予告編にてちょっとした近未来田舎もの的な印象を受けた本作を見に行ってみた。
まず設定がけっこう面白く、もし現代日本…
「ピストルライターの撃ち方」
原発事故がおきたあとの復興途中の町を舞台にした、事情を抱える人たちの話だ。
放射能汚染を処理する人たちとそれを取り巻く労働環境の悪さやその背景、社会問題を土台にした、…
閉塞感満載の世界で、それでも藻搔いて足搔いて生きてく。
逃げたくても結局行き場も無く、慣れ親しんだ土地に身を委ねる。辛くても他に拠り所がないから、結局不本意でありながらも我慢して日々を乗り越えていく…
出演者全員に人間味がありました。
非常にリアルで、本当にこういう人っているんだろうなという印象。
チンピラみたいな感じだけど、面倒見が良くて心優しい主人公。脚本はこの主人公を演じた奥津さんで当て書…
みんな上とか下とかあいつらよりマシとか考えながら何とか踏ん張って生きてるんだと思う。
生かさず殺さず逃げ出すこともできない閉塞感の中で。
説明不足な点はあったと思う。だけど、含みを持たせたラストです…
原発事故をテーマにした作品は、いくつかある。しかし、作業員とその利にあやかろうと集まる人々、流れ着いた人々を描いた作品は珍しいであろう。
少し説明不足な部分は感じる。物語の展開も、よく見えてこない。…
いい映画だった。
閉塞感の中で、映画を通してずっとジリジリとした緊張感があったし、余白があってこっちが沢山感じとる事ができた。
ピストルライターが本物の銃に変わる瞬間は来るのか、そんな事を想像し…
2023年劇場鑑賞
76本目
『ピストルライターの撃ち方』福島の後に、原発事故があった架空の街のお話。なんかもの凄いものを観たな…色んな限界を120分描き続きける。やっぱり日本が加速度的におかしくな…
(C)映画「ピストルライターの撃ち方」製作委員会