
イリヤ・ポヴォロツキー監督の長編デビュー作。
母親を亡くした父親とその娘が、赤いキャンピングカー(バン)でロシアの辺境を旅しながら生活しているところから始まる。
父娘は車内に自身のすべての生活用品…
ロシアの監督は
タルコフスキーが他界してから
ズビャギンツェフ
ソクーロフ
コンチャロフスキー
ゲオルギー・ダネリア
そこに やっと
イリヤ・ポヴォロツキーが加わる
★
北コーカサスの荒野 見たこ…
かなり好きな部類。
この国土の途方もない広さが彼女を閉じ込めているんだ、と見せしめるかのような狭いキャンピングカーとだだっ広い草原、風力発電機などの対比がとても印象に残る。
後半のシーンで、少年…
騙されたと思って観たら、冒頭のあの長回しで、うわーやられたーと思ったクチです笑
無人駅で2時間に1本しか来ないローカル線に乗り遅れた気分になりました。
ひっっったすら雑音と荒野と森林と寒村。
なか…
【大地の余白】
久しぶりのロシア映画。2023年のカンヌ映画祭で監督週間に選出され上映された唯一のロシア映画、との前触れ。我が家の二番館、下高井戸シネマの最終日に滑り込めた! 夜の回。30名ほど…
(雑メモ 後半にかけてめっちゃネタバレある)
・360°写真をスマホで撮る時のような長回し、一見荒涼とした風景を写してるのかなと見せかけて赤い車にズームしていく、ぐわんぐわんとした音楽(効果音なのか…
全然遠い国の出来事として観ようと思っていたのに、父親との複雑な関係性やときおり映る荒廃した風景が地元で過ごした記憶を呼び起こして、もしかしてこれはとても私の生活と重なるんじゃないか、と思ってから だ…
>>続きを読む最悪、でも、信じていたいし苦しませたくないし手助けできることはする。たぶんそれはある時ふれた優しさとか思い遣ってくれたこととかが忘れられなくて、本当の悪人ではないと信じているからこそしちゃうんだろう…
>>続きを読む広大な風景が映し出されるが、木と草と岩しか映ってないからなのか撮影のテクニック(レンズ?)なのかすごく狭く窮屈なのが印象的。
移動映画館を生業にしてる親子が灰色の世界を赤いバンで旅をする。(狭いはず…