前に見た時より解像度があがって、より沁みた。
以前は、たぶんシネとおんなじように、ジョンチャンをウザめんどくさおじだと思いながら見てしまっていて、そのせいでなんかしっくりこない感じがした。
今回はジ…
このレビューはネタバレを含みます
本作は、シネという女性の救いをめぐる物語である。とはいえ、救いは最後まで明確に示されることはない。(私はシネが救われてはいなかったと思う。)
浮気をした夫の死をきっかけに、夫の故郷へ移り住むシネ。虚…
死別した夫の故郷で暮らし始めたピアノ教師が息子を誘拐された後に殺害され、その痛みの中で信仰に救いを見出しはまり込んでいき、息子を殺害して服役中の犯人に赦しを与えるつもりで刑務所へと面会に行くのだが、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
主人公の心情を思うとほんと辛い。絶望の淵からようやく辿り着いた光が、自分を苦しめた相手にも降り注いでたらやりきれない気持ちになるよなぁ…
キリスト教のことよく知らないけど、映画とかで罪人が許しを請う…
ずっと悪い夢を見させられているよう。シネさんもそんな気分だったのでは。チョン・ドヨンの狂気じみた演技。対照的なソン・ガンホの能天気な感じ、でも実は顔では笑って一番いろいろ考えてそう。
光を掴みかけて…
悲惨な境遇だから、共感できるようなキャラクターになりがちなところ、なんだかあまりよくわからない、共感しにくいヒロインだった。でも途中では彼女の気持ちに思いっきり寄り添う感じで見てしまった。そうかと思…
>>続きを読む(C)2007 CINEMA SERVICE CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED