雰囲気としてシュールなコメディテイストは感じられたが、リアルな空気感がいい意味で気持ち悪くて生々しかった。物語のテーマ自体も絶妙に起こり得るものでもあるため少し怖さを感じた。
宗教を批判するわけでは…
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途方に暮れて泣きながら夜の闇を小走りで抜けて来るシネ(チョンドヨン)。小さく明かりの灯る事務所の中にはひとりカラオケに興じるキム社長(ソンガンホ)、熱唱するその背中、暫し見詰めるシネが踵を返し去って…
>>続きを読む蜜陽(ミリャン)に引っ越してきたシネが、様々な出来事に翻弄されながら生きていく物語。ただし、物語の核に宗教的なテーマが深く関わってくるから、宗教アレルギーがある人は少し注意した方がいいかも。
もう…
前に見た時より解像度があがって、より沁みた。
以前は、たぶんシネとおんなじように、ジョンチャンをウザめんどくさおじだと思いながら見てしまっていて、そのせいでなんかしっくりこない感じがした。
今回はジ…
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本作は、シネという女性の救いをめぐる物語である。とはいえ、救いは最後まで明確に示されることはない。(私はシネが救われてはいなかったと思う。)
浮気をした夫の死をきっかけに、夫の故郷へ移り住むシネ。虚…
死別した夫の故郷で暮らし始めたピアノ教師が息子を誘拐された後に殺害され、その痛みの中で信仰に救いを見出しはまり込んでいき、息子を殺害して服役中の犯人に赦しを与えるつもりで刑務所へと面会に行くのだが、…
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主人公の心情を思うとほんと辛い。絶望の淵からようやく辿り着いた光が、自分を苦しめた相手にも降り注いでたらやりきれない気持ちになるよなぁ…
キリスト教のことよく知らないけど、映画とかで罪人が許しを請う…
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