原作未読です。メガホンを取ったのは「舟を編む」の石井裕也監督。いやー描き切りましたね。グサリと刺さりました。というか鬱三部作(「ミッシング」「あんのこと」と本作)ぶっ続けで観ちゃいました(;_;)予…
>>続きを読む津久井やまゆり園の事件を題材にした映画。
様々なネット上の記事を流し読みしただけでも、監督はもちろんキャストも覚悟をもって臨んだ作品だと言うが、まさにそのとおりだと思う。
そもそも19人の障害者…
クリエイターにしか人格はない…と言ってるような描き方。
障害者に生きる意味ありますか?
という重い投げかけしといて、
宮沢りえ、オダギリジョーが私たちは生きていきます…って
あまりにも問いと応えみた…
誰が観てもあの事件の事ってわかる分、もっと踏み込んで描いて欲しかった気がする。
中途半端にフィクションとノンフィクションがあって、あの事件が浮き彫りにした理想と現実、闇の部分が描き切れてないのは残念…
見るだけでかなり心がすり減らされる映画。
社会の暗部と人間の汚さを突きつけられる。
これ製作するのにかなり覚悟が必要だっただろうな。
俳優達の演技に静かな迫力がある。
中盤の宮沢りえと磯村勇斗の長…
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