東京国際映画祭にて鑑賞。
終戦後の闇市を舞台に、少年が出会った3人の大人の人生を描き戦争がもたらした闇を炙りだす映画。
戦争の直接的な描写は一切ないのに、その恐ろしさがヒシヒシと伝わってきて画面…
終戦直後、家で体を売りながら生活する女とそこに転がり込んで来た元兵士と戦争孤児。
前半パートはその3人の生活、後半パートは戦争孤児が知らない男に誘われた仕事をするために女と暮らす家を出てその男の目的…
「気が変になりそうです」
戦後間もない日本の混沌の中を生きる人々を描いた塚本晋也監督の作品
辛うじて焼け残った小さな居酒屋で身体を売る女(趣里)とそこに身を寄せるようになる戦災孤児(塚尾桜…
戦争の本当の本当に直後、人々はどれほど苦しみながら生活をしていたか。その原因はもちろん物質的な貧困のみならず、先行きのない暗澹とトラウマ的な過去の呪縛。
文字面だけなら既知の事実でしかなくこれまで…
『野火』『斬、』に続く作品ということで。過去2作同様、本作も心にズシズシとくる。
「暴力・衝動」みたいなものは、どんな映画でも扱われるが、塚本作品をみると映像に宿る身体性とでも言うのか、質の違いを感…
©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER