娼婦役の趣里さんが10代の子供に見えた。ウキ見るとこの時30代前半。未亡人のようなので20代とかの設定だったのか?ってきり、この3人を終わりまで観れるのかと思ったが、意外に色んな視点が見えた。終戦後…
>>続きを読む「戻ってこれなかった兵隊さんは怖い人になれなかったんだよ」
戦争は悪い、と一言で表してもその悪質さは様々である。当時の上官に銃口を向け、夜空に手を伸ばし、「あなたも被害者だったのかもしれない」と寄…
◆あらすじ◆
戦争によって多くが破壊された街で女は居酒屋で体を売って日々を過ごしていた。そこに孤児となり、食べ物を盗んで暮らしていた子供が居つくようになる。2人はしばしの間、親子のような関係で過ごし…
終始暗くてしんどかった。
終戦後の日本の話。
戦争が終わったからと生活していくのは実際大変だっただろうな。
戦争孤児も女性の1人も生き残ったとして生きていくのはかなりきついね。
とても過酷な時代。
…
終戦直後の話
生きるために、生きるためだけに生きてる
終わったっていったって
全て想像できることだけど、考える機会もないし、あっても考えないようにするようなことばかりだった
趣里も森山未来も…
戦争の悪質さは市井に暮らす人間の性根そのものを蝕んでいくことにある。暴力によって深く刻まれた傷は、決して癒されることなく連鎖し、やがて社会をも侵していく。塚本晋也という監督は、肉体や血といった生々し…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
非常に良かった。無駄が無く、淡々と描かれて戦後というものを美化することもなく、かといって必要以上に悲惨に描くこともなく、そうただ淡々と。
この作品が戦後何年の設定かは明確になってはいないものの、…
守る者のない世界ならば生きる意味はない…最後、少年に居酒屋の少女がかけた言葉が、この作品や監督の言いたいことを全て伝えている。性欲も食欲も復讐も、欲や意志に振り回される人間をこの作品は否定していない…
>>続きを読む©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER