しゅりも凄いが、あの男性、快演だったな。
とにかくあの目。野蛮な目に心持っていかれる。許されない子供たちに並ぶくらい良い目が観れただけで豊作。
あの手を伸ばして戦争が終わったというシーンがすごく胸に…
戦争は終わった後も人をどれだけ苦しめるか生々しく伝わってくる。少年の瞳が美しい。趣里が嬉しそうに少年の服を縫う場面、少年が怒りはない大人のような顔でもらった教材を置いて去る場面が心に残る。この映画を…
>>続きを読む一度戦場に立ってしまった人間は無事生還しても死ぬまで地獄。人は許容量を超えて狂気の域に達すると、むごさだけが残る。そこに理性や倫理観なんてものは存在しない
野火もそうだったけど塚本さんは戦争が及ぼ…
KOTOKOを思わせるような不安定だがその中心に人間の強さを宿した塚本晋也的な聖母像が開花した反戦映画としての良作だった。
ミニチュアで爆撃された街並みを部屋の中に再現するシーンなどフィクションだか…
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