とても良かった。
楽しい作品ではないけれど。
戦後の混乱の中底辺で這いずり回って生きていく人たち。
戦後の復興を描いた先行き明るい作品が多い中、異色の作品に感じます。
この作品といい野火といい…
戦争で全てがぼろ雑巾になった日本がこれでもかというリアリティで映し出されていて良かった。
特に人間の精神の荒廃が凄まじい直接描写で映画を観る人の目と心に襲いかかる圧巻の95分でした。
帰還兵たちに安…
狭くうらぶれた室内に、定点カメラを置いたような画角が延々と。もう、このまま最後まで行っちゃうのかと興味深く観ていたら、場面が切り替わってからは開放的でスリリングな展開に。
趣里さんの無機質でドスの効…
日本映画の真骨頂です。ハリウッドでは決して製作されない映画です。
人の対話と言う演技だけで人物の背景を描き人格までも表現します。観る側もどんな人物なのか口調や仕草から憶測します。その憶測も大きく外れ…
戦争の呪縛や
トラウマから
逃れられない大人
戦争によって家族を失い
絶望の中生きる為に身体を売る女
同じように恐怖と孤独に耐え
生きる為に盗みを働く幼い孤児
終戦を迎えたとはいえ
その日からすぐ…
最後まで観てしまったーっ....これがリアルな終戦後....NHKの朝ドラで、よく戦争時代挟んできたり、終戦後を少し出してくるけど、ほんま、きれいごとやめて欲しい💢
あぁぁ、映画を観たって、感覚、演…
敬称略を許していただきたい。
もはや主演 塚尾桜雅である。
これは決して趣里に対する貶めではない。趣里、河野宏紀、森山未來を始めとする演者の演技はどれも見入ってあまりある。
にしても、だ。塚尾の演…
戦争の陰を背負わされ死からも見捨てられて地獄で生きる事を強いられた人々の物語。森山未來の復讐が端的に表しているが、生きる事そのものが罰でありながら希望を象徴する子供に生を託すアンビバレントな有り様に…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
この話は、第二次世界大戦後の、日本の、闇市場の話。主人公の女性は、居酒屋は、続けてはいるが、そのために、売春もしている。この居酒屋に、青年と少年も、入り浸るようになる。この3人の、心の交流がメイン。…
>>続きを読む©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER