強盗放火殺人囚の作品情報・感想・評価

「強盗放火殺人囚」に投稿された感想・評価

うまに

うまにの感想・評価

4.4
エモいし、大胆な省略も気持ちいい。若山富三郎が頼もしくも愛らしくて最高。
松方弘樹主演の脱獄三部作の第三作目、終わり方もまさに「終」って感じでした
今回は最初から服役してるとこから始まって、若山富三郎と共に脱獄、ボケとツッコミのようなコンビに、ジャネット八田を加えての活動がメインです
一応ストーリーの流れはちゃんとしてて、強盗、放火と来て、あのあとタイトル通りに囚が付くんでしょうね
松方演じる主人公のキャラがいまいちかと、中途半端というか、何で?ってなってしまうところが少し
冒頭では一応模範囚してて仮釈一歩手前で、病気の仲間を助けるとかまともだったのに、その後のめちゃくちゃさは何なんだろう
求めちゃいけないのかもしれないが、説得力がない、さらに言うとその細かいところを吹き飛ばす、振り切る勢いが全体的に不足してるんだと思う
あとは、ジャネット八田って誰?って調べたら田淵夫人なのかー、ものすごい美人、しかもスタイルもすごい良くて印象的でした
象

象の感想・評価

4.0
無実の罪の男が脱獄する話より悪人が何度も脱獄して悔い改める事なくさらに悪事を重ねる話のほうが面白いよね。
めちゃコメディタッチ、女好きの松方弘樹にべっぴんな嫁さん。マジであの女優綺麗だった。最後は安定の放り投げ終わり
若山富三郎と弘樹のコンビネーションがよい。
後半の逃走劇はハリウッドさながら。
ジャネット八田は美人なのに惜しげも無くおっぱいを披露している。
‪"脱獄"三部作の3作目であり、炸裂する個人主義的アナキズムが引き起こす「シャバ-ムショ」往来の反復と刑期の積み重なりで魅せる『脱獄広島殺人囚』、閉じ込められ飯を奪われた集団の反抗的エネルギーが内側から爆発する『暴動島根刑務所』といった前2作から、松方弘樹演じる囚人の剥き出しの衝動性とチャーム(パンティと目が合えば2秒で欲情)はそのまま引き継ぎつつも、トリックスター若山富三郎という新たな要素が加わったことで、それらとはまた違った味わいがあった。
若山は終戦直後から20年間服役しつづけており外の世界を知らないという設定で、カルチャーギャップを織り交ぜたギャグはしっかり面白く骨太なペーソスも滲み出ており、プログラムピクチャーの枠内ではあるがアメリカン・ニューシネマ的な虚無感、そして擬似親子の一線を越えたホモソーシャルな表現にたったひとりで説得力を与えるのに充分な存在感。
もちろん面白かったけれど、少し笑いの要素に寄りすぎているような気がした。
櫨山

櫨山の感想・評価

4.3
ムショも地獄ならシャバも地獄……脱獄三部作の前二作ではシャバに飛び出したのに……繋がりがないとわかっていても、脱獄三部作のラストとして最後の松方弘樹のセリフが悲しすぎる。

終戦してすぐ無期懲役でムショにぶっこまれた若山富三郎キャラが凄まじい。同じ日本に住んでてもウラシマ現象は発生するんですね……

タンスを開けたら体育座りの松方弘樹が出てくるシーン、そこいらのお化けの五億倍怖い。
松方&若山コンビの前半がとても良かった、笑った
後半少し失速した気がするけどラスト感動
松方弘樹・脱獄三部作の最終章。

今年の彼の訃報を受け、東映が一作目「脱獄広島殺人囚」と併せて今月ついに待望の初DVD化を敢行。

このやり口は高倉健、菅原文太、安藤昇と続き、渡瀬恒彦の幻の名作「鉄砲玉の美学」もとうとう再来月DVDリリースされるということで、
追悼商法を連発する東映の抜け目の無さには毎度頭が下がります…。
(そしてバッチリ買っている自分)

前2作品を手掛けた中島貞夫から山下耕作へとメガホンが渡り、えげつないタイトルとは裏腹に、よりコミカルな脱獄エンターテイメントへと昇華した本作。
関西弁を操る松方の兄貴がノリノリで演技を楽しむ姿はこっちまで楽しくなってくるし、スケベなキャラもクソ板についてます。
おっぱいの吸い方とかほんと最高。

若山先生と共に脱獄し、中盤からは各々がシャバで目的を果たそうと躍起になるバディもの。
特に先生の喜劇じみた演技は圧巻であり、アル中のフリとか何度観ても爆笑です。

このデコボココンビもクライマックスではブロマンスへと変移し、松方の兄貴が妻ジャネット八田に言い放つ「女のお前には一生分からへんやろな…ワレひとりで沖縄行くんや!」とかもう胸アツっす…。
刑務所が地獄ならシャバも地獄、そうだみんなで地獄へGO!
松方の兄貴、トミー、そしてユニオンパンよ、永遠なれ。
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