《ともかくやな!》
〝この辺で往生したらんかい。監獄で職員に喧嘩するのは天に向かってツバ吐くのと同じやで。勝てへんのや。何があっても腹の中じゃ赤い舌出して笑うとりゃそれでええじゃないか。そうだろ〟
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2度目の脱獄は、ボール→煙草→服と次々に受け渡される刑務所内でのチームプレイ、ボヤ騒ぎによる陽動など劣悪な環境とはかけ離れた本気だがどこかゲーム的な感覚があってめちゃくちゃ面白い。プロ野球のラジオ放…
>>続きを読む松方弘樹が何度も脱獄する話。
相当面白い映画だった。全然シリアスじゃ無いのが素晴らしい。主人公の応能とかが全く描かれず、ただただ自由を求めて脱獄をしては警察に捕まり続ける。だんだんヤケクソになって獄…
この手の作品は1回観出すとクセになる。
戦後の混乱期。闇市で横暴を極めていた外国人とその連れの女を殺しモルヒネを強奪した植田正之(松方弘樹)は、強盗殺人と麻薬法違反で逮捕され20年の懲役を受け広…
まさに日本版「パピヨン」という触れ込みだが、タイトルのおどろおどろしさに比べ、刑務所の監視の緩さといい、すぐ逃げられる警察といい、何とも牧歌的な雰囲気すら感じる。監房の窓枠が木でできてるなんて、逃げ…
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