物語は淡々と進むけど心穏やかには見られない、とても繊細で胸が締め付けられる作品でした。
家父長制や過度な競争社会による自己肯定感の欠如…あまりにも辛い。2段ベッドでのあるシーンは今思い返しても泣け…
屋上で自殺の真似事を繰り返す少年。
彼は何を思ってそんなことを繰り返すのか?
時は進んで教師チェンは、ある時、自分の勤める学校で自殺をほのめかす遺書を発見する。
"自分はどうでもいい存在"その言…
期待に応えたいと背を伸ばし、
努力じゃ勝てない劣等感に悩まされ、
重圧がのしかかる。
そんな隠したい傷を誰もが抱えながら
今日も必死に生きている。
勝敗よりも「愛」が欲しかった少年の
見ていた世界…
ありふれた子供時代を真摯に描くことで
大人になってしまった「いなくてもいい子」の魂に響く静かな癒しの物語
「自分はどうでもいい存在だ」
高校教師として働く主人公の職場で、生徒が書いたと思われ…
誰からも必要とされない
僕の生きる意味はあるのだろうか
僕が抱き締めた人は皆
抱き締め返してくれやしない
らせん階段のその先の
秘密の場所で叫んでも
誰にも声は聞こえない
誰の心にも響かない
…
2025年 47本目
大好き。
重なることが多すぎて、しばらく席から立てなかった。
EDのiiiさんの歌が良かった。哀しいのに明るくて余韻すら始まらなかった気がする。
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追記
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